日経によるとイオン銀行がソニー銀行を抜いて好感度NO.1になったようだ。
手厚いポイントと店舗の多さから、お得で便利だということか。

　総合小売大手のイオンが農業プロジェクトを始動する。同社は２２日、茨城県牛久市と農地の貸借契約を締結した。現在同市で耕作放棄地となっている２．６ヘクタールの農地を借り受け、キャベツやトウモロコシなどの農産物を生産し、野菜のプライベートブランド（ＰＢ＝自主企画）商品として販売する。　食品に関する安全意識の高まりを背景に、従来から契約農家への生産委託などを通じて農産物の流通経路や栽培履歴の透明化に取り組んできた同社だが、農業への直接参入を果たすことで生産から加工、販売までを一本化し、さらに踏み込んだ品質管理体制を構築する構えだ。　同社は、農林水産省の特定法人貸付事業制度を活用する。同制度では、企業は農業生産法人を設立せずに農地を直接借りることができる。牛久市の池邉勝幸市長によれば、同市では近年、生産農家の高齢化などにより耕作放棄地が増加。「２０００ヘクタールある農地のうち、２割強が遊休地となっている」（池邉市長）という。市が農家から農地を借り上げ、企業に貸し付けるしくみ。同市ではこれまでも同制度により、居酒屋チェーンのモンテローザや医療用品大手のホギメディカルが農地のリースを受けている。　イオンは今回の試みにより消費者の信頼度向上を図る一方、低コストの自社生産により価格競争力の強化も狙う。グループで農業事業を手掛ける「イオンアグリ創造」社の藤井滋生社長は、市場を通さない直接調達により「店頭売価を従来よりも平均で２−３割落とすことができる」としている。　イオンでは稼働初年度の収穫量を約３００トンと想定。開始３年後には同市での農地面積を１５ヘクタールに拡大する予定のほか、将来的に全国各地で同様の展開を目指す。　イオンの２２日は２９円高の８８７円で引けた。

［ 株式新聞ダイジェスト ］ 提供：モーニングスター