パルコが小反落、第１四半期の８．３％営業増益も反応薄

　パルコ＜8251.T＞が小反落。２５日大引け後に１５年２月期第１四半期（１４年３～５月）決算を発表。連結売上高で６７６億７０００万円（前年同期比３．７％増）、営業利益で３０億１１００万円（同８．３％増）と増収増益を達成したが、反応薄の動きとなっている。既存のパルコ店舗では、テーマ性を持った提案型の改装やＰＡＲＣＯカードを軸とした販売促進策を積極的に推進。専門店事業でも新規出店や販売促進策を強化し、消費税率引き上げによる消費環境の変化に対応している。
　通期は売上高２７３０億円（前期比３．３％増）、営業利益１２２億円（同横ばい）の従来予想から変更はない。パルコショップブログに新たな機能として「取置き予約」と「Ｅコマース」を付加した新サービス「カエルパルコ」の運用を一部店舗で開始している。顧客は２４時間、ショップスタッフがブログ記事で紹介した商品の購入が可能になるサービスで、実店舗を基盤としたウェブ活用による取り組みも注目される。

パルコの株価は９時４０分現在８４２円（▼８円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）