近鉄百、上期経常を一転15％増益に上方修正、通期も増額

　近鉄百貨店 <8244> [東証Ｓ] が7月11日大引け後(15:00)に決算を発表。25年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比6.9倍の9.5億円に急拡大した。
　併せて、3-8月期(上期)の同利益を従来予想の10億円→16億円(前年同期は13.9億円)に60.0％上方修正し、一転して14.5％増益見通しとなった。
　上期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の48億円→54億円(前期は38.6億円)に12.5％上方修正し、増益率が24.2％増→39.8％増に拡大する見通しとなった。

　直近3ヵ月の実績である3-5月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の0.9％→3.7％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2025年２月期の第１四半期の業績は、円安効果などによる訪日客の増加により免税売上が特選洋品を中心に好調に推移しましたため、2025年２月期第２四半期（累計）の個別及び連結業績予想並びに2025年２月期通期の個別及び連結業績予想につきましては、売上高及び各段階利益が前回発表予想を上回る見通しとなりました。尚、通期業績予想につきましては、第３四半期以降の見通しが不透明であることから第２四半期累計期間の業績予想修正分のみを加味しております。（注）上記の業績予想は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。