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オークワのニュース
■要約
三機サービス<6044>は、24時間365日稼働のコールセンターを核に、空調機器にとどまらず電気・厨房・給排水衛生設備といったすべての設備機器を対象とする、設計/施工/保守管理/修理までのトータルメンテナンスサービスを展開する。オフィス/ビル、商業施設/チェーン店舗、ホテル、病院/高齢者介護施設、官公庁/学校といった経済・企業活動に不可欠な、社会のインフラである施設に対して、トータルメンテナンスを通じて「コスト削減」と「環境改善」の課題を解決する。
1. 会社概要
同社の事業コンセプトは、メンテナンスを核とした「環境改善業」を実現することである。多店舗・多棟展開する顧客企業に対し、設備メーカーを問わず空調機器をはじめとした設備機器のメンテナンス対応を行い、コールセンター機能であるWEBで情報管理(データ分析)を一括することにより、直接メンテナンスコストだけでなく、設備の維持管理費用を含めたトータルコスト削減を実現し、顧客企業の収益性を高める提案を行っている。主要な事業セグメントは、「トータルメンテナンス事業(定期保守管理事業)」「空調保守メンテナンス事業」「メンテナンスサービス事業」「環境ソリューション事業」となる。
同社の強みは、メーカー指定店として長年培ってきた空調メンテナンス技術など、蓄積された技術力やメンテナンスノウハウを活用し、24時間365日稼動のコールセンターを核としたトータルメンテナンスを展開していることである。また、主要顧客である小売業のチェーン店舗等を対象に、一括契約による全国規模・同一基準での集中管理を提供していることも強みである。なお、主要な取引先としては、ライフコーポレーション<8194>の関西エリア約60店舗、(株)セブン-イレブン・ジャパンの全国約20,000店舗、オークワ<8217>の約150店舗などがある。
2. 2020年5月期の業績概要
2020年5月期の連結業績は売上高が前期比5.7%増の11,679百万円、営業利益が同37.7%減の406百万円、経常利益が同38.0%減の408百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同36.8%減の272百万円となった。省エネ工事案件の増加やトータルメンテナンス契約の受注増により、売上高は過去最高を更新した。全国展開する大手小売企業と一括契約をすることにより、各機器の全国規模・同一基準での集中管理を提供しているため、小売業向けが引き続き全体の50%を超えて推移し、成長をけん引している。また、省エネ工事案件等が増加したことによって、その他(リース)が伸びた。
3. 中期経営計画(2020年度~2022年度)
2019年7月に同社は、「持続的な成長と変革」をテーマとした「中期経営計画(2020年度~2022年度)」を発表した。新企業理念の浸透を目的とした広報活動の強化、研修センターを活用したエンジニアの短期育成や多能工化による内製強化、新基幹システム導入によるITシステムの競争力強化、法人営業部新設による営業体制の強化などに取り組んでいる。 なお、今般の新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、今後の経済情勢の予測が極めて不透明な状況となっていることから、中期経営計画は引き続き推進するものの、公表値については見直しを行い、今後予測される新型コロナウイルス感染症再拡大などによる同社グループへの影響も含め、市場環境の見通しが一定程度判断できる状況となり次第、改めて公表するとしている。
■Key Points
・24時間365日稼動のコールセンターを核に、一括契約による全国規模・同一基準での空調機器にとどまらない設備全般のメンテナンスサービスを提供
・2020年5月期は過去最高の売上高を更新
・ライフコーポレーションやセブン-イレブン・ジャパンなど大手小売企業と一括契約
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
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三機サービス<6044>は、24時間365日稼働のコールセンターを核に、空調機器にとどまらず電気・厨房・給排水衛生設備といったすべての設備機器を対象とする、設計/施工/保守管理/修理までのトータルメンテナンスサービスを展開する。オフィス/ビル、商業施設/チェーン店舗、ホテル、病院/高齢者介護施設、官公庁/学校といった経済・企業活動に不可欠な、社会のインフラである施設に対して、トータルメンテナンスを通じて「コスト削減」と「環境改善」の課題を解決する。
1. 会社概要
同社の事業コンセプトは、メンテナンスを核とした「環境改善業」を実現することである。多店舗・多棟展開する顧客企業に対し、設備メーカーを問わず空調機器をはじめとした設備機器のメンテナンス対応を行い、コールセンター機能であるWEBで情報管理(データ分析)を一括することにより、直接メンテナンスコストだけでなく、設備の維持管理費用を含めたトータルコスト削減を実現し、顧客企業の収益性を高める提案を行っている。主要な事業セグメントは、「トータルメンテナンス事業(定期保守管理事業)」「空調保守メンテナンス事業」「メンテナンスサービス事業」「環境ソリューション事業」となる。
同社の強みは、メーカー指定店として長年培ってきた空調メンテナンス技術など、蓄積された技術力やメンテナンスノウハウを活用し、24時間365日稼動のコールセンターを核としたトータルメンテナンスを展開していることである。また、主要顧客である小売業のチェーン店舗等を対象に、一括契約による全国規模・同一基準での集中管理を提供していることも強みである。なお、主要な取引先としては、ライフコーポレーション<8194>の関西エリア約60店舗、(株)セブン-イレブン・ジャパンの全国約20,000店舗、オークワ<8217>の約150店舗などがある。
2. 2020年5月期の業績概要
2020年5月期の連結業績は売上高が前期比5.7%増の11,679百万円、営業利益が同37.7%減の406百万円、経常利益が同38.0%減の408百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同36.8%減の272百万円となった。省エネ工事案件の増加やトータルメンテナンス契約の受注増により、売上高は過去最高を更新した。全国展開する大手小売企業と一括契約をすることにより、各機器の全国規模・同一基準での集中管理を提供しているため、小売業向けが引き続き全体の50%を超えて推移し、成長をけん引している。また、省エネ工事案件等が増加したことによって、その他(リース)が伸びた。
3. 中期経営計画(2020年度~2022年度)
2019年7月に同社は、「持続的な成長と変革」をテーマとした「中期経営計画(2020年度~2022年度)」を発表した。新企業理念の浸透を目的とした広報活動の強化、研修センターを活用したエンジニアの短期育成や多能工化による内製強化、新基幹システム導入によるITシステムの競争力強化、法人営業部新設による営業体制の強化などに取り組んでいる。 なお、今般の新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、今後の経済情勢の予測が極めて不透明な状況となっていることから、中期経営計画は引き続き推進するものの、公表値については見直しを行い、今後予測される新型コロナウイルス感染症再拡大などによる同社グループへの影響も含め、市場環境の見通しが一定程度判断できる状況となり次第、改めて公表するとしている。
■Key Points
・24時間365日稼動のコールセンターを核に、一括契約による全国規模・同一基準での空調機器にとどまらない設備全般のメンテナンスサービスを提供
・2020年5月期は過去最高の売上高を更新
・ライフコーポレーションやセブン-イレブン・ジャパンなど大手小売企業と一括契約
(執筆:フィスコアナリスト 村瀬智一)
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