三栄コ、今期経常を赤字縮小に上方修正

　三栄コーポレーション <8119> [東証Ｓ] が2月3日大引け後(15:00)に決算を発表。23年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常損益は8800万円の赤字(前年同期は4億9500万円の赤字)に赤字幅が縮小した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の4億円の赤字→3億円の赤字(前期は6億5700万円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の1億6200万円の赤字→6200万円の赤字(前年同期は4億1500万円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常損益は1億5000万円の黒字(前年同期は2億5300万円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-4.0％→1.5％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　連結業績、個別業績ともに、売上高は、コロナ禍からの正常化への動きが見られる中、移動・行動制限の緩和や消費活動の回復を受けて受注が増加していることから、前回予想を上回る見込みです。利益面につきましても、急激な円安進行による売上原価や営業外損益への影響はあるものの、売上高の増加による売上総利益の増加を主因に、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益（個別は当期純利益）は、前回業績予想を上回る見込みとなりました。(注)上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、様々な要因により実際の業績は異なる結果となることがあります。