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三栄コーポレーションのニュース
■会社概要
1. 会社概要と沿革
三栄コーポレーション<8119>は、戦後間もない1946年に装飾品の輸出業務を目的に大阪で創業し、70年以上の歴史を持つ。現在では生活用品全般を扱い、製造・輸出入・卸・小売りまでのサプライチェーンを幅広く手掛けている。海外は18ヶ所の拠点、国内直営小売店は64店舗を持つ、多機能な商社に成長した。欧州の差別化されたブランドの日本導入や、良品計画に代表されるこだわりある商品のOEM供給など、付加価値の高い商品を取り扱う点で個性が明確である。「くらしに、良いものを。」をコンセプトに、国内外でモノ作りに携わり日本市場のみならず海外市場にも販売展開するグローバルな企業である。
同社は、2022年1月より代表取締役社長に水越雅己(みずこしまさき)氏(現 常務取締役)が昇格する人事を発表し、経営体制を刷新する。水越氏は住友商事グループ出身であり、卸売・小売・e コマース・通販等の豊富な経験と知見を生かし、次の10 年を見据えた事業展開を担っていく。10年以上にわたり同社を率いてきた現 社長である小林敬幸(こばやしのりゆき)氏は代表取締役会長として今後も経営に関わっていくとしている。
2. 事業構成
同社の事業セグメントは、「家具家庭用品事業」「服飾雑貨事業」「家電事業」「その他」に分類される。「家具家庭用品事業」は国内外の大手企業に対してOEM製品を調達する事業がメインで、家具のeコマースブランド「MINT」もこのセグメントに含まれる(2022年3月期第2四半期の売上比は62.7%)。「服飾雑貨事業」は、サンダル・シューズの「BIRKENSTOCK」やバッグの「Kipling(キプリング)」など販売権を持つブランド商品の輸入販売及び国内外向けOEM事業を行っている(同売上比21.7%)。「家電事業」は、OEM製品調達とブランドビジネスの両方があり、ブランドとしては、調理家電の「Vitantonio(ビタントニオ)」や理美容家電の「mod’s hair(モッズヘア)」が主力である(同売上比10.8%)。「その他」の事業セグメントはペットショップなどを展開している(同売上比4.8%)。
また、ビジネスモデルの面では、ブランド事業とOEM事業に分類される。ブランド事業は、海外ブランドや自社ブランド商品の卸売・小売りを主に国内で展開している。歴史があり、日本で紹介されていないブランドを主に扱うほか、近年は誕生間もない環境ブランドも積極的に導入している。ブランド事業は、一般的にOEM事業よりも収益性が高いとされている。2022年3月期第2四半期の売上比は31.6%であるが、将来的には40%程度を目指す。OEM事業は、顧客企業のニーズに合う商品の製品仕様検討、工場選定、価格交渉、生産管理、輸出入・物流など調達業務を行う。長年の海外展開で構築されたアジアにおける製造ネットワークと自社スタッフによる生産管理が強みである(同売上比68.4%)。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
<EY>
1. 会社概要と沿革
三栄コーポレーション<8119>は、戦後間もない1946年に装飾品の輸出業務を目的に大阪で創業し、70年以上の歴史を持つ。現在では生活用品全般を扱い、製造・輸出入・卸・小売りまでのサプライチェーンを幅広く手掛けている。海外は18ヶ所の拠点、国内直営小売店は64店舗を持つ、多機能な商社に成長した。欧州の差別化されたブランドの日本導入や、良品計画に代表されるこだわりある商品のOEM供給など、付加価値の高い商品を取り扱う点で個性が明確である。「くらしに、良いものを。」をコンセプトに、国内外でモノ作りに携わり日本市場のみならず海外市場にも販売展開するグローバルな企業である。
同社は、2022年1月より代表取締役社長に水越雅己(みずこしまさき)氏(現 常務取締役)が昇格する人事を発表し、経営体制を刷新する。水越氏は住友商事グループ出身であり、卸売・小売・e コマース・通販等の豊富な経験と知見を生かし、次の10 年を見据えた事業展開を担っていく。10年以上にわたり同社を率いてきた現 社長である小林敬幸(こばやしのりゆき)氏は代表取締役会長として今後も経営に関わっていくとしている。
2. 事業構成
同社の事業セグメントは、「家具家庭用品事業」「服飾雑貨事業」「家電事業」「その他」に分類される。「家具家庭用品事業」は国内外の大手企業に対してOEM製品を調達する事業がメインで、家具のeコマースブランド「MINT」もこのセグメントに含まれる(2022年3月期第2四半期の売上比は62.7%)。「服飾雑貨事業」は、サンダル・シューズの「BIRKENSTOCK」やバッグの「Kipling(キプリング)」など販売権を持つブランド商品の輸入販売及び国内外向けOEM事業を行っている(同売上比21.7%)。「家電事業」は、OEM製品調達とブランドビジネスの両方があり、ブランドとしては、調理家電の「Vitantonio(ビタントニオ)」や理美容家電の「mod’s hair(モッズヘア)」が主力である(同売上比10.8%)。「その他」の事業セグメントはペットショップなどを展開している(同売上比4.8%)。
また、ビジネスモデルの面では、ブランド事業とOEM事業に分類される。ブランド事業は、海外ブランドや自社ブランド商品の卸売・小売りを主に国内で展開している。歴史があり、日本で紹介されていないブランドを主に扱うほか、近年は誕生間もない環境ブランドも積極的に導入している。ブランド事業は、一般的にOEM事業よりも収益性が高いとされている。2022年3月期第2四半期の売上比は31.6%であるが、将来的には40%程度を目指す。OEM事業は、顧客企業のニーズに合う商品の製品仕様検討、工場選定、価格交渉、生産管理、輸出入・物流など調達業務を行う。長年の海外展開で構築されたアジアにおける製造ネットワークと自社スタッフによる生産管理が強みである(同売上比68.4%)。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)
<EY>
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