＜注目銘柄＞＝佐藤商事、好業績な割安銘柄として見直し余地十分

　金属専門商社の佐藤商事<8065.T>を好業績な割安銘柄として注目したい。同社は７月２７日、１９年３月期の第１四半期（４～６月）連結決算を発表した。売上高５３６億２４００万円（前年同期比１０．３％増）、経常利益１２億７６００万円（同５．７％増）となり、第２四半期累計の予想経常利益１８億円に対する進捗率は７０．９％に達している。

　鉄鋼事業では、主要取引業界の商用車業界や建産機業界が好調に推移したことが貢献している。非鉄金属事業でも、主要取引業界の商用車業界が好調に推移したことが寄与した。一方、電子材料事業では、主力の車載機器向けプリント配線基板用積層板の販売が堅調に推移している。

　株価は、１２００円台での値固めから上放れの兆しを鮮明にしている。ただ、株価指標面では、ＰＥＲ９倍近辺、ＰＢＲ０．６倍台と依然として極めて割安水準にある。（朱)

出所：minkabuPRESS