西華産、今期経常を18％上方修正、配当も30円増額

　西華産業 <8061> [東証Ｐ] が3月26日大引け後(18:00)に業績・配当修正を発表。24年3月期の連結経常利益を従来予想の50億円→59億円(前期は62.8億円)に18.0％上方修正し、減益率が20.5％減→6.1％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の27.5億円→36.5億円(前年同期は50.6億円)に32.6％増額し、減益率が45.6％減→27.9％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の120円→150円(前期は90円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社単体において追加工事や納期前倒しの案件が積み上がったこと、また主要国内外子会社において従来予想を上回る業績見通しとなったことなどから、通期の連結業績予想につきましては、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益いずれも上方修正するものであります。

　当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の最重要課題の一つと考えており、総還元性向45％を目途として安定的な配当をすることを基本方針としております。当期における期末配当金は60円を予定しておりましたが、上記の業績予想の修正を踏まえ、30円増配し１株当たり90円とさせていただく予定であります。これにより、年間配当金は１株当たり150円となる予定であります。