第一実業が年初来高値、経費削減策が奏功し、１０年３月期連結利益予想を上方修正

　機械商社の第一実業が２１日午後２時に、１０年３月期連結利益予想の上方修正を発表した。株価は、一時２７円高の２７７円まで買われ、１３日に付けた年初来高値２６５円を更新した。

　売上高は８７０億円から８４０億円（前期比３４％減）に減額されたが、営業利益を７億５０００万円から９億３０００万円（同６７．８％減）、純利益を１億５０００万円から３億５０００万円（同７４．７％減）に引き上げた。企業の設備投資が低迷し売上高は減少となるが、下半期から電子・情報通信関連、製薬関連など一部の業種で需要の回復が見られるとした。利益については、経費削減策が奏功し当初予想を上回る見通しとなった。

　午後２時１６分時点の株価は２３円高の２７３円。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社