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セイコーグループのニュース
左)工場正面玄関 右) 「わくわくの森」の入り口
セイコーグループ株式会社(代表取締役会長兼グループCEO兼グループCCO: 服部真二、東京都中央区)のグループ会社で、セイコーウオッチ株式会社の腕時計製造を担う盛岡セイコー工業株式会社(代表取締役社長:加藤幸則、本社:岩手県岩手郡雫石町、以下、盛岡セイコー工業)の敷地内にある「わくわくの森・わくわくトープ」が、環境省より「自然共生サイト」に認定されました。
「自然共生サイト」は、「民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域」を国が認定するもので「30by30(サーティ・バイ・サーティ) ※1」達成に向けた取り組みのひとつです。
盛岡セイコー工業は、敷地内に自然豊かな森を有しており、森は地域の中で生態系ネットワークの一部をなしています。2011年から開始した生物多様性保全活動では外部の専門家の指導を受けながら確実に生物多様性を向上させてきました。また、保全活動は社員とその家族による「わくわくの森」の整備、地域の方々への活動紹介、子供たちへの環境教育「セイコーわくわく環境教室」の開催など、地域社会とのコミュニケーションを図りながら進めています。2022年には、岩手県立大学の協力を得て、雨水を自然環境の力で水質調整しながら活用する「わくわくトープ(ビオトープ)」を創設しました。これらの取り組みが認定にあたり評価されました。
当社グループは、「自然との共生」をマテリアリティ(重要課題)のひとつに掲げています。生物多様性の損失を止め、回復軌道に乗せる「ネイチャーポジティブ」を目指し、今後もステークホルダーと連携しながら事業拠点の特長に応じた生物多様性の保全活動に取り組んでまいります。
左)「わくわくトープ」の昆虫生息調査 右) 環境学習イベント
※1 30by30
2022年12月に生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)で採択された「昆明・モントリオール生物多様性枠組」において2030年グローバルターゲットの1つに盛り込まれた目標で、2030年までに、陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全することを目指しています。日本では2030年までのネイチャーポジティブ(自然を回復軌道に乗せるため、生物多様性の損失を止め、反転させること)実現に向けた目標の一つとして30by30を位置付けています。
盛岡セイコー工業は、環境省が主導する「生物多様性のための30by30アライアンス」に参加しています。
■盛岡セイコー工業株式会社について
盛岡セイコー工業は、1970年、セイコーのウオッチ製造拠点として設立。高級機械式腕時計とアナログクオーツムーブメントの製造を担う。工場敷地内の緑地管理のほか、工場が所在する雫石町七ツ森の森林保全にも協力するなど周辺地域を含む生物多様性の保全を推進しており、岩手県・雫石町との『企業の森づくり活動』協定締結など環境保全の取り組みに力を入れている。
盛岡セイコー工業株式会社 公式Webサイト
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