マミヤＯＰ、前期経常を赤字縮小に上方修正、未定だった配当は25円減配

　マミヤ・オーピー <7991> [東証２] が5月13日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。21年3月期の連結経常損益を従来予想の13億円の赤字→8.4億円の赤字(前の期は3.1億円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常損益も従来予想の10億円の赤字→5.4億円の赤字(前年同期は0.4億円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する計算になる。

　同時に、従来未定としていた期末一括配当は25円(前の期は50円)実施する方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　 2020年11月４日に公表いたしました2021年３月期の通期連結業績予想では、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による社会・経済活動の停滞・縮小により引き続き厳しい事業環境が継続するとの想定に加え販売用不動産の収益性下落による評価損を織り込んだこともあり、売上高及び利益が2020年５月20日に公表いたしました通期連結業績予想を大幅に下回る見込みといたしました。しかしながら、主としてアミューズメント機器関連の売上高が前回予想よりも好調に推移したことなどから、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益につきましても前回予想を上回る見込みとなりましたので、当該業績予想を修正いたします。

　　 当社は、将来の事業展開と企業体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ、自己資本の充実により事業経営に係るリスクを適切に管理することにより、経営の基本方針の一つである「利益ある成長」を実現するとともに、株主の皆様には、安定的かつ継続的な剰余金の配当により、利益還元を実施していくことを、利益配分の基本方針としております。　 そして、これまで未定としておりました2021年３月期の配当予想につきましては、当該事業年度において大幅な最終赤字を計上する見込みであると共に、変異株が蔓延するなど全国的な感染拡大傾向の中で、当面の間、当社グループの主力事業である遊技機周辺機器事業をはじめとして厳しい事業環境が続くとの見通しの下、今後の経営環境及び業績見通しを総合的に勘案した結果として、上記方針に基づき、株主の皆様への安定的かつ継続的な利益還元を可能な限り維持するため、期末の１株当たり配当予想を25円といたします。（注）上記の予想は、本資料の発表時点で入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、様々な要因によって予想数値と異なる可能性があります。