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グローブライドのニュース
■業績動向
2. 2020年3月期見通し
グローブライド<7990>の2020年3月期の業績見通しについては、売上高が93,000百万円(前期比5.9%増)、営業利益が4,200百万円(同10.0%増)、経常利益が3,500百万円(同6.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,400百万円(同18.9%減)を見込んでいる。
前期については、国内は自然災害によって上期のフィッシング市場が停滞したことや、ゴルフが新製品の端境期であったことなど、悪い材料が重なったために伸び悩んだこともあり、収益ともに伸び率が高くなるとみられる。ただ、親会社株主に帰属する当期純利益のみは、前期に計上していた投資有価証券の売却益1,753百万円がなくなるため減益になる見通しだ。
国内では主力のフィッシング事業は革新的な商品を投入し、マーケット平均の伸びを上回る成長を目指していく。小売店向けには、イベントや販売促進活動など市場活性化策を積極的に行い、顧客の取り込みに力を注ぐ考えだ。
さらに、海外のフィッシング事業は、米国で盛んなバスフィッシングを中心に力を注ぐ。先行投資する形でこれまで開発を進めてきたバスフィッシング向けのリールの新製品を投入。ここにきて、その成果が収益に貢献するようになった。米国は前期に続き、2ケタ成長が見込めるという。欧州については、マーケットに力強さが感じられないが、同社のシェアは国内ほど高いとは言えず、開拓の余地がある。他方、アジアに関しては引き続きルアーフィッシングを提案し、市場拡大に努めていく。
ゴルフについては、自社ブランドを大切にしながら、“ファン”である顧客に上質な製品・サービスを提供することで、着実な売上高増加を目指す。具体的には、「ONOFF」や「FOURTEEN」などのファンクラブで会員特典の試打会などを通じ、ブランド価値を高めると同時に製品をアピールする。
2020年3月期は、「ONOFF」の黒シリーズが9月に、赤シリーズが来春にそれぞれ投入される予定で、新製品の端境期で防戦一方だった前期とは様相が変わりそうだ。これらにより、伸びを見込む。
他方、ラケットスポーツに関しては厳しい状況が続く。若年層のテニス離れもあり、当面ラケットスポーツは守りになるとみられている。ただ、大坂なおみ選手の活躍など、スターの誕生の好材料もなくはない。状況としては底打ちをしたものの、上向きのきっかけを待っている状況だ。
国内においては景気の停滞や消費増税の影響が懸念されている。ただ、消費増税については、今回の場合、期中に実施されるため、駆け込み需要と反動減は期を通してみれば、平準化される可能性もありそうだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也)
<YM>
2. 2020年3月期見通し
グローブライド<7990>の2020年3月期の業績見通しについては、売上高が93,000百万円(前期比5.9%増)、営業利益が4,200百万円(同10.0%増)、経常利益が3,500百万円(同6.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,400百万円(同18.9%減)を見込んでいる。
前期については、国内は自然災害によって上期のフィッシング市場が停滞したことや、ゴルフが新製品の端境期であったことなど、悪い材料が重なったために伸び悩んだこともあり、収益ともに伸び率が高くなるとみられる。ただ、親会社株主に帰属する当期純利益のみは、前期に計上していた投資有価証券の売却益1,753百万円がなくなるため減益になる見通しだ。
国内では主力のフィッシング事業は革新的な商品を投入し、マーケット平均の伸びを上回る成長を目指していく。小売店向けには、イベントや販売促進活動など市場活性化策を積極的に行い、顧客の取り込みに力を注ぐ考えだ。
さらに、海外のフィッシング事業は、米国で盛んなバスフィッシングを中心に力を注ぐ。先行投資する形でこれまで開発を進めてきたバスフィッシング向けのリールの新製品を投入。ここにきて、その成果が収益に貢献するようになった。米国は前期に続き、2ケタ成長が見込めるという。欧州については、マーケットに力強さが感じられないが、同社のシェアは国内ほど高いとは言えず、開拓の余地がある。他方、アジアに関しては引き続きルアーフィッシングを提案し、市場拡大に努めていく。
ゴルフについては、自社ブランドを大切にしながら、“ファン”である顧客に上質な製品・サービスを提供することで、着実な売上高増加を目指す。具体的には、「ONOFF」や「FOURTEEN」などのファンクラブで会員特典の試打会などを通じ、ブランド価値を高めると同時に製品をアピールする。
2020年3月期は、「ONOFF」の黒シリーズが9月に、赤シリーズが来春にそれぞれ投入される予定で、新製品の端境期で防戦一方だった前期とは様相が変わりそうだ。これらにより、伸びを見込む。
他方、ラケットスポーツに関しては厳しい状況が続く。若年層のテニス離れもあり、当面ラケットスポーツは守りになるとみられている。ただ、大坂なおみ選手の活躍など、スターの誕生の好材料もなくはない。状況としては底打ちをしたものの、上向きのきっかけを待っている状況だ。
国内においては景気の停滞や消費増税の影響が懸念されている。ただ、消費増税については、今回の場合、期中に実施されるため、駆け込み需要と反動減は期を通してみれば、平準化される可能性もありそうだ。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水野文也)
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