ニフコ、今期経常を一転9％増益に上方修正・最高益、配当も2円増額

　ニフコ <7988> [東証Ｐ] が3月15日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の305億円→365億円(前期は336億円)に19.7％上方修正し、一転して8.6％増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の101億円→161億円(前年同期は166億円)に59.1％増額し、減益率が39.0％減→2.9％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の62円→64円(前期は62円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2023年３月期につきましては、為替が想定以上に円安に進んだため、業績予想の前提となる為替レートの見直しを行い、昨年５月13日に公表した通期連結業績予想の売上高および利益を修正するものです。

　当社は、株主の皆様への還元については配当を基本に考えており、連結配当性向約3割を目安に、安定的な配当を継続することを基本方針としています。本日時点における通期業績見通しに加え、コロナ禍において当社事業活動に多大なご支援をいただいた株主様にお応えするため、期末配当を2円増配し33円とすることといたしました。これにより連結配当性向は30％となります。なお、本件につきましては、2023年６月開催予定の定時株主総会に付議する予定です。