ムトー精工が年初来安値、１５年３月期業績予想を下方修正、新機種立ち上げの遅れなど響く

　ムトー精工<7927.T>が反落し年初来安値を更新。前週末１４日の取引終了後、１５年３月期の連結業績見通しについて、売上高を従来２３２億円から２１０億円（前期比１５．０％減）へ、営業利益を同６億２０００万円から１億円（同３９．８％減）へ、純利益を同４億円から５０００万円（同８０．８％減）へ下方修正したことが嫌気されている。上期に得意先の生産調整などの影響で売上高が当初見込みを下回ったことに加えて、新機種立ち上げの遅れに伴う経費の増加や、タイ新工場にかかわる費用の増加などが利益を圧迫するという。
　なお、同時に発表した第２四半期累計（４～９月）決算は、売上高１０５億２０００万円（前年同期比１４．７％減）、営業損益３億８００万円の赤字（前年同期１億８００万円の黒字）、最終損益２億１１００万円の赤字（同１億９４００万円の黒字）だった。

ムトー精工の株価は９時４９分現在５６８円（▼３０円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）