決算プラス・インパクト銘柄 【東証2部・新興市場】 … カイノス、野崎紙、帝ホテル (1月21日～27日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある東証2部・新興市場の銘柄である。株価が決算発表前日の水準から28日大引け現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　カイノス <4556>
　22年3月期第3四半期累計(4-12月)の経常利益(非連結)は前年同期比26.8％増の6.7億円に伸び、通期計画の8億円に対する進捗率は83.9％に達したものの、5年平均の90.5％を下回った。

★No.3　ＫＧ情報 <2408>
　21年12月期の連結経常損益は3300万円の黒字(前の期は3億4700万円の赤字)に浮上し、22年12月期の同利益は前期比4.7倍の1億5400万円に急拡大する見通しとなった。

★No.4　野崎紙 <7919>
　22年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比3.1倍の1億3800万円に急拡大し、通期計画の1億1400万円に対する進捗率が121.1％とすでに上回ったが、5年平均の139.8％を下回った。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<4556> カイノス 　　　ＪＱ 　 +15.11 　　1/25　　　3Q　　　 26.84
<9640> セゾン情報 　　ＪＱ　　 +3.08 　　1/27　　　3Q　　　-17.28
<2408> ＫＧ情報 　　　ＪＱ　　 +1.84 　　1/25　本決算　　　366.67
<7919> 野崎紙 　　　　東２　　 +0.93 　　1/27　　　3Q　　　213.64
<9733> ナガセ 　　　　ＪＱ　　 +0.75 　　1/25　　　3Q　　　 36.68

<9708> 帝ホテル 　　　東２　　 +0.27 　　1/27　　　3Q　　　　赤縮

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした28日大引け株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース