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プラッツのニュース
■今後の見通し
1. 2021年6月期通期の連結業績見通し
プラッツ<7813>の2021年6月期通期の業績予想は、第2四半期の好調な決算を踏まえ上方修正された。通期売上高は前期比9.9%増の6,700百万円、営業利益が同35.3%増の750百万円、経常利益が同20.4%増の800百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同61.0%減の200百万円となる。前回予想比では、売上高が8.1%増、営業利益が13.6%増、経常利益が14.3%増、親会社株主に帰属する当期純利益が33.3%増である。下期の社内レートは、上期並みの1米ドル当たり106円としている。
過去3期間に、売上高の上下比率に大きな季節的偏重が見られなかった。2021年6月期は通期予想を上方修正した結果、前期と同様の上下比率(上期51.0%:下期49.0%)になっている。営業利益は、期によって大きな変動があり、特定のパターンが形成されていない。2020年6月期の上下比率は、46.8%:53.2%であった。2021年6月期は、上方修正後で62.6%:37.4%となる。2021年6月期下期の売上高、営業利益の変動要因として、為替は中立要因であり、ベトナム工場の生産性向上がプラス要因となるが、パイプなど原材料価格の上昇と海運市況の高騰がマイナス材料となる。同社は、月100本程度のコンテナを利用している。コンテナ船運賃は、2020年夏から3倍から4倍に急騰した。下期一杯、現在の“異常な水準”が続くことを前提とした。下期に、宣伝広告費を増やす。収益性が福祉用具流通市場ほど高くない医療・高齢者施設市場は、3月の年度末に売上高が大きくなることも下期の利益率を抑制する。
中期経営計画の経常利益目標を2年前倒しで達成へ
2. 中期経営計画
2023年6月期を最終年度とする現在の3ヶ年中期経営計画は、時期を見てローリング方式で見直す予定だ。最終年度の数値目標は、売上高が7,520百万円、経常利益が800百万円であった。経常利益の目標値は、2年前倒しで、2021年6月期に達成される予想に修正されている。
数値目標が変更されても、中期経営方針・戦略は継続される。それらは、国内販売体制の強化、製品ラインナップと事業領域の拡大、生産性の向上・業務効率アップによる製品コストダウン、海外市場の強化、そしてコロナ禍に対応した環境変化に適応した体制づくりになる。市場別では、福祉用具流通市場に比べマーケットシェアが低い医療・高齢者施設市場の拡販と海外市場の開拓を推進する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
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1. 2021年6月期通期の連結業績見通し
プラッツ<7813>の2021年6月期通期の業績予想は、第2四半期の好調な決算を踏まえ上方修正された。通期売上高は前期比9.9%増の6,700百万円、営業利益が同35.3%増の750百万円、経常利益が同20.4%増の800百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同61.0%減の200百万円となる。前回予想比では、売上高が8.1%増、営業利益が13.6%増、経常利益が14.3%増、親会社株主に帰属する当期純利益が33.3%増である。下期の社内レートは、上期並みの1米ドル当たり106円としている。
過去3期間に、売上高の上下比率に大きな季節的偏重が見られなかった。2021年6月期は通期予想を上方修正した結果、前期と同様の上下比率(上期51.0%:下期49.0%)になっている。営業利益は、期によって大きな変動があり、特定のパターンが形成されていない。2020年6月期の上下比率は、46.8%:53.2%であった。2021年6月期は、上方修正後で62.6%:37.4%となる。2021年6月期下期の売上高、営業利益の変動要因として、為替は中立要因であり、ベトナム工場の生産性向上がプラス要因となるが、パイプなど原材料価格の上昇と海運市況の高騰がマイナス材料となる。同社は、月100本程度のコンテナを利用している。コンテナ船運賃は、2020年夏から3倍から4倍に急騰した。下期一杯、現在の“異常な水準”が続くことを前提とした。下期に、宣伝広告費を増やす。収益性が福祉用具流通市場ほど高くない医療・高齢者施設市場は、3月の年度末に売上高が大きくなることも下期の利益率を抑制する。
中期経営計画の経常利益目標を2年前倒しで達成へ
2. 中期経営計画
2023年6月期を最終年度とする現在の3ヶ年中期経営計画は、時期を見てローリング方式で見直す予定だ。最終年度の数値目標は、売上高が7,520百万円、経常利益が800百万円であった。経常利益の目標値は、2年前倒しで、2021年6月期に達成される予想に修正されている。
数値目標が変更されても、中期経営方針・戦略は継続される。それらは、国内販売体制の強化、製品ラインナップと事業領域の拡大、生産性の向上・業務効率アップによる製品コストダウン、海外市場の強化、そしてコロナ禍に対応した環境変化に適応した体制づくりになる。市場別では、福祉用具流通市場に比べマーケットシェアが低い医療・高齢者施設市場の拡販と海外市場の開拓を推進する。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)
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