シンシア、前期経常を43％上方修正、配当も4円増額

　シンシア <7782> [東証Ｓ] が1月26日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。23年12月期の連結経常利益を従来予想の2億9600万円→4億2400万円(前の期は1億1200万円)に43.2％上方修正し、増益率が2.6倍→3.8倍に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常損益も従来予想の4900万円の黒字→1億7700万円の黒字(前年同期は2800万円の赤字)に3.6倍増額した計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の10円→14円(前の期は4円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　売上高については、当社オリジナルブランドであるシリコーンハイドロゲル素材コンタクトレンズ「シンシアワンデーＳ」が、眼科医、ユーザーから高評価をいただき、当初の想定を上回る販売となりました。利益面については、高付加価値製品の販売増や、効率的な販促費の使用など、全社を挙げて利益の捻出に注力いたしました。また、為替の円安の影響によりデリバティブ評価益が計上され、経常利益以下が大きく好転いたしました。

　　当社は、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保しつつ安定した配当を継続して実施していくことを基本方針とし、株主のみなさまへの利益還元を重要課題の一つとして位置付けております。　前述の連結業績予想の修正のとおり業績が順調に推移したことを踏まえ、2023 年 12 月期の期末配当金につき、１株当たり 4.00 円増配し、14.00 円とすることといたしました。（注）上記予想値は、本資料の発表日現在において入手可能な情報を基に作成したものであり、実際の業績等は、この資料に記載されている予想とは異なる場合がございます。