シンシア、今期経常を一転32％増益に上方修正、配当も3円増額

　シンシア <7782> が12月23日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。20年12月期の連結経常利益を従来予想の1億1400万円→2億円(前期は1億5200万円)に75.4％上方修正し、一転して31.6％増益見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の9300万円→1億7900万円(前年同期は8600万円)に92.5％増額し、増益率が8.1％増→2.1倍に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の10円→13円(前期は4円)に大幅増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　当社グループの売上高全体では、シリコーンハイドロゲル素材コンタクトレンズ「SINCERE 1DAY S」を中心にクリアレンズの販売が順調に拡大していることに加え、第４四半期に入り「Miche Bloomin'（ミッシュブルーミン）シリーズ」などを中心にプライベートブランド商品の販売が回復していることから、前回発表予想を上回る見込みです。利益面では、一部の商品について、年末繁忙期の販売促進を目的とした仕入価格の値引きが実現したことなどから、各段階利益は前回発表予想を大きく上回る見込みです。このような理由から、2020年11月19日に公表した2020年12月期通期連結業績予想を上記のとおり修正いたします。

　当社の配当政策につきましては、連結配当性向30％を目途としており、今後の業績予想、経営体質強化の為に必要な内部留保の確保など総合的に勘案し、安定的な配当を行うことを基本方針としております。2020年12月期の期末普通配当につきましては、１株当たり４円を予想しておりましたが、上記の業績予想の修正を踏まえ、１株当たり３円引上げ７円とさせていただきます。なお、2020年12月18日に「配当予想の修正に関するお知らせ」で公表いたしました１株当たり６円の特別配当につきましては変更ございません。これにより期末配当金は、普通配当７円に特別配当６円を加え、合計13円となる予定です。（注）上記予想値は、本資料の発表日現在において入手可能な情報を基に作成したものであり、実際の業績等は、この資料に記載されている予想とは異なる場合がございます。