2008年4―12月期の連結決算は、最終損益が88億円の赤字（前年同期は42億円の黒字）となった。半導体メーカー各社が設備投資を抑制し、同社の主力製品である半導体検査装置の需要が急減した。不採算事業からの撤退や、米国子会社の清算で特別損失が膨らんだ。売上高は前年同期比43％減の396億円となった。半導体検査装置の不振に加え、計測機器事業も受注が失速。主要顧客である自動車メーカーが年後半から設備投資を抑制し始めたことが響いた。営業利益は87％減の10億円だった。09年3月期の連結業績は、売上高が前期比50％減の455億円、営業損益は25億円の赤字（前期は104億円の黒字）、最終損益は120億円の赤字（同48億円の黒字）を見込む。業績悪化を受け09年度上期までに、従業員を約4割削減。臨時従業員を圧縮するほか、正社員の中から希望退職者約150人を募集する。 newsミミ



2009年３月期の連結最終損益が120億円の赤字になりそうだと発表した。従来予想は16億円の赤字だったが、世界的な景気の急激な冷え込みの影響で半導体事業と計測事業が低迷するほか、為替相場の円高も重なり、売上高が大幅に減少する。米国の半導体製造装置を扱う子会社の清算やウエハー検査装置事業の整理などに伴い合計82億円の特別損失を計上することも響く。配当予想は期末10円から無配に、年間配当は25円を15円にそれぞれ減額した。newsミミ