黒田精、前期経常を3％下方修正

　黒田精工 <7726> [東証Ｓ] が5月12日大引け後(15:30)に業績修正を発表。25年3月期の連結経常利益を従来予想の4.3億円→4.1億円(前の期は8.4億円)に2.6％下方修正し、減益率が49.1％減→50.4％減に拡大する見通しとなった。ただ、通期の連結最終利益は従来予想の1.2億円→1.7億円(前の期は4.9億円)に43.3％上方修正し、減益率が75.9％減→65.5％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の1.2億円→1.1億円(前年同期は3.9億円)に9.0％減額し、減益率が68.8％減→71.6％減に拡大する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　連結売上高は概ね予想数値となる見込みでありますが、新規プロジェクトの立上げに伴う一時的な原価の発生等の影響もあり連結営業利益は予想数値を下回る見込みとなりました。連結経常利益は新工場建設に伴う補助金等の営業外収益の影響もあり概ね予想数値となる見込みであります。また親会社株主に帰属する当期純利益は繰延税金資産の実行税率変更等の影響により当初の予想を上回る見込みとなりましたので上記のとおり連結業績予想を修正いたします。※上記の予想は、当社が現時点で入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。