クボテック、今期経常を一転赤字に下方修正

　クボテック <7709> が9月28日大引け後(15:15)に業績修正を発表。19年3月期の連結経常損益を従来予想の9000万円の黒字→3億7000万円の赤字(前期は1億8300万円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
　ただ、4-9月期(上期)の連結経常損益は従来予想の2億6000万円の赤字→1億2000万円の赤字(前年同期は6300万円の黒字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当第2四半期連結累計期間の業績は、海外子会社であるKubotek USAは保有するIPアドレスを売却し、営業外収益126百万円計上することから、経常損益が増益となりました。　通期の連結業績予想につきましては、期初に予定していた中国向けなどの画像処理外観検査装置の売上が大幅に減少する見込みとなりました。　当社は収益性改善のため採算を重視した営業活動を展開しておりますが、今回の大幅な減収は、他社との価格面での競合から受注が確保できず、さらに客先都合による来期への納期変更などが主な要因です。　損益面ではこれを主因に、売上高が計画比1,400百万円減少し経常損益は計画比460百万円悪化する見通しです。　当社といたしましては、引き続き売上確保に向けた受注努力とコストダウンにも積極的に取り組む所存です。　また新製品の開発、新規事業の立ち上げ等収益力向上に努力を重ねてまいります。 （注）上記の予想は、現時点において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって、予想数値と異なる可能性があります。