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トップカルチ、今期経常を一転赤字に下方修正、配当も無配転落

配信元:株探
投稿:2018/06/04 13:00
 トップカルチャー <7640> が6月4日後場(13:00)に業績・配当修正を発表。18年10月期の連結経常損益を従来予想の3.8億円の黒字→4.1億円の赤字(前期は2.5億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
 同時に、11-4月期(上期)の連結経常損益も従来予想の2.4億円の黒字→4.7億円の赤字(前年同期は3.6億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

 業績悪化に伴い、従来15円を計画していた今期の年間配当を見送り、無配転落(前期は15円)とする方針とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
  平成30年10月期第2四半期連結累計期間において、当社グループの主軸である蔦屋書店事業では、主力部門であります書籍やレンタルを中心に売上高が計画よりも下回る結果となりました。レンタル部門の減少をカバーするため主力の書籍や特撰雑貨・文具の商品力を強化しましたが、来店客数が伸び悩んだ結果、売上高全体で下回りました。また、レンタルの仕入原価の増加により粗利率が悪化する一方、コスト面の見直しや運営の効率化にも努めてまいりましたが、営業利益、経常利益とも計画を下回る結果となりました。 また、当期及び今後の業績見通し等を踏まえ、繰延税金資産の回収可能性を検討いたしました結果、平成30年10月期第2四半期連結累計期間において繰延税金資産を取り崩し、法人税等調整額を415百万円計上したことから、親会社株主に帰属する当期(四半期)純利益も当初の予想を下回る見込みであります。 通期におきましては、課題であります来店客数を伸ばすために販促力と商品提案力を更に強化してまいります。株式会社TSUTAYAより譲受けした店舗も売上高増加に寄与する見込みですが、一方でレンタルの仕入原価がより増加することが見込まれ、第2四半期の営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益の減少をカバーするまでに至らず当初計画を下回る見込みであります。 以上の状況を踏まえ、業績予想を修正いたします。

  当社は、株主の皆様への利益還元を経営の重要事項と認識しており、財務面の健全性を維持しつつ、安定的な配当を継続していくことを会社の基本方針としております。 しかしながら、上記「業績予想の修正について」のとおり、平成30年10月期第2四半期(累計)連結業績予想及び通期連結業績予想におきまして赤字の見通しであるため、誠に遺憾ながら本日(平成30年6月4日)開催の取締役会において、平成30年10月期の中間配当及び期末配当を無配とすることを決定いたしました。 株主の皆様には深くお詫び申し上げますとともに、引き続きご支援を賜わりますようお願い申し上げます。(注)上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき算出したものであり、今後様々な要因により実際の業績が記載の予想数値と異なる可能性があります。
配信元: 株探

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