進和、今期経常を27％上方修正・2期ぶり最高益更新へ

　進和 <7607> [東証Ｐ] が7月11日大引け後(16:00)に決算を発表。22年8月期第3四半期累計(21年9月-22年5月)の連結経常利益は前年同期比63.0％増の47.2億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の44億円→56億円(前期は41.4億円)に27.3％上方修正し、増益率が6.3％増→35.3％増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した3-8月期(下期)の連結経常利益も従来予想の13.9億円→25.9億円(前年同期は23億円)に86.1％増額し、一転して12.3％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である3-5月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比61.0％増の17.1億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の6.7％→9.2％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　第３四半期連結累計期間の業績は、主に日系自動車メーカー向けプロジェクトが順調に進捗した中国をはじめ米国やインドネシア等の海外子会社の業績が好調に推移したことに加え、半導体・エレクトロニクスデバイスメーカー向けに超精密塗布装置（自社開発製品）の売上が伸長したことから、売上高、営業利益、経常利益および親会社株主に帰属する四半期純利益は予想を上回りました。通期の連結業績予想につきましては、第３四半期連結累計期間の業績および第４四半期の連結業績見通しを勘案すると、前回発表予想を上回る見込みとなりましたので、上記のとおり修正いたします。(注)上記に記載した予想数値は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は、今後の様々な要因によって予想数値と異なる結果となる可能性があります。