エクセルが７日続伸、台湾アストラ社とＩｏＴ事業への参入を目的に業務提携

　エクセル<7591.T>が７日続伸。１０月３１日の取引終了後、ＩｏＴ事業への参入を目的に、台湾の盛星科技（アストラ社）と業務提携することで基本合意したと発表しており、これを好材料視した買いが入っている。

　中小企業や個人向けに、アストラ社のデータ収集・解析プラットフォーム「Ａｓｔｒａ　ＩｏＴ　Ｃｌｏｕｄ」を提供するほか、共同でアプリケーション開発なども進めるという。また、これに伴い、エクセルはアストラ社が発行する第三者割当増資を引き受けアストラ社の発行済み株数の２５％を所有することになる。なお、１７年３月期業績への影響は軽微としているが、中長期的には５０億円程度の売り上げを目指すとしている。

　同時に発表した第２四半期累計（４～９月）連結決算は、売上高４７３億９１００万円（前年同期比４６．０％減）、営業利益９億１０００万円（同５８．１％減）、純利益６億４２００万円（同６６．５％減）と大幅減益だったが、これに対する反応は限定的。また、１７年３月期通期業績予想は、売上高１００５億円（前期比３２．５％減）、営業利益１８億８０００万円（同３８．４％減）、最終利益１４億円（同３９．９％減）の従来予想を据え置いている。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）