小野建、今期経常を一転42％増益に上方修正・17期ぶり最高益、配当も32円増額

　小野建 <7414> が8月6日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比4.1倍の31.5億円に急拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の60.9億円→95.5億円(前期は67.1億円)に56.8％上方修正し、一転して42.3％増益を見込み、一気に17期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
　同時に、4-9月期(上期)の同利益を従来予想の29.1億円→56億円(前年同期は21.1億円)に92.4％上方修正し、増益率が37.5％増→2.6倍に拡大する見通しとなった。

　業績好調に伴い、今期の上期配当を従来計画の30円→54円に大幅増額し、下期配当も従来計画の30円→38円に増額修正した。年間配当は92円(前期は65円)となる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の1.5％→6.1％に大幅改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　業績予想修正の主要因といたしましては、当社グループの主力販売商品である鉄鋼商品に関し、原材料価格の上昇から市況がメーカー主導の中で当初の想定以上に上昇しており、それに伴い販売価格の上昇から在庫出荷分を中心に利益率が向上し、利益が増加することが見込めることから上方修正いたします。　なお、個別業績予想につきましても同様の理由で、上方修正いたします。

　　当社は連結配当性向30％を原則としていることから、上記の業績予想の修正にしたがい第2四半期末配当予想を1株あたり54円、期末配当予想を1株あたり38円とし、年間配当予想を1株あたり92円に上方修正いたします。