豊田合成は8日、2009年3月期の連結純利益予想を190億円引き下げ、前期比94％減の20億円になる見通しだと発表した。トヨタ自動車など自動車各社の減産で主力の内外装部品やゴム材などの販売が減少する。単独営業損益は1952年4月期（6カ月決算）以来、約半世紀ぶりの赤字となる。連結売上高は15％減の5600億円と、従来予想を500億円下回る。今年1―3月期の為替想定を円高方向に見直し、1ドル＝100円から同90円に変更したことも響く。
　営業利益は130億円と前期比75％減少する見通しだ。所在地別では北米が赤字。オーストラリア・アジアや欧州は減収となる。発光ダイオード（ＬＥＤ）などの非自動車事業は若干の黒字にとどまりそうだ。経常利益は78％減の110億円の見通し。newsミミ