ミツバ、今期最終を一転赤字に下方修正

　ミツバ <7280> が3月23日大引け後(15:00)に業績修正を発表。22年3月期の連結最終損益を従来予想の12億円の黒字→30億円の赤字(前期は7.3億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の8.9億円の黒字→33億円の赤字(前年同期は58.1億円の黒字)に減額し、一転して赤字計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当社の主力事業である輸送用機器関連事業におきましては、世界的な新型コロナウイルス感染症再拡大や半導体等の部品供給不足の影響により自動車メーカーの生産回復が遅れており、売上高が想定を下回って推移しております。加えて、原材料価格の高騰、海上輸送費の上昇など当社連結業績を下押しする要因が継続しております。　このような経営環境を踏まえると、通期連結業績は2021年11月10日に公表いたしました2022年３月期通期連結業績予想を下回る見通しであり、上記のとおり連結業績予想を修正いたしました。特別損失の計上について2021年８月31日付「子会社の異動（株式譲渡）および事業譲渡を伴うドアミラーおよび自動車用ランプ事業からの撤退に関するお知らせ」のとおり、2022年４月１日付で、子会社である株式会社大嶋電機製作所の全株式を譲渡することにともない、2022年３月期第４四半期決算において、事業構造改善引当金繰入額2,042百万円を特別損失に計上する見込みとなりました。　なお、上記特別損失は、「１．連結業績予想の修正」に織り込み済であります。＊本資料に記載されている業績予想は、当社が現在入手している情報および合理的と判断する一定の前提に基づいており、実際の業績はさまざまな要因により大きく異なる可能性があります。