2009年12月期は、連結営業損益が26期ぶりの赤字（前期推定は480億円の黒字）になる見通しだ。赤字規模はいまのところ300億円前後と予想される。日米欧で二輪車やレジャーボート用船外機の販売が失速しているためで、円高も打撃となる。12月決算の輸出企業は今年、前年より一段と業績が悪化する傾向がみえてきた。04年の決算期変更も考慮すると1984年4月期以来の赤字転落となる。2月から役員報酬の削減など固定費圧縮を進めているが、想定以上の需要失速を補えない見通しだ。売上高も前期推定の1兆6000億円（前の期比9％減）から、1割以上減るとみられる。newsミミ




2008年12月期の連結純利益が前の期に比べ98％減の15億円になったようだと発表した。従来予想は450億円だった。日米欧で二輪車やボート用船外機の販売が失速した。円高や保有有価証券の減損計上も響いた。年間配当を25.5円と前期より15.5円減額、2月からは役員報酬の削減なども実施する。景気低迷で自動車業界の業績は総崩れになりつつあるが、二輪車も業績悪化が鮮明になってきた。売上高は9％減の1兆6000億円で、従来予想を1200億円引き下げた。「特に日米欧で下期（08年7―12月）の受注が悪化した」（同社）。地域別では、北米でレジャーボート用船外機や価格の高い大型二輪車の受注が急減。四輪バギー車も苦戦した。主力の欧州でもスペインやイタリアで二輪車が落ち込んだ。newsミミ