マツダ、前期経常を6％上方修正、配当も5円増額

　マツダ <7261> [東証Ｐ] が5月10日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の1750億円→1859億円(前の期は1235億円)に6.2％上方修正し、増益率が41.7％増→50.5％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の646億円→755億円(前年同期は896億円)に16.9％増額し、減益率が27.9％減→15.7％減に縮小する計算になる。

　業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の40円→45円(前の期は20円)に増額修正した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　通期の連結業績予想につきましては、生産および物流の制約による出荷台数の減少等により、売上高及び営業利益が減少いたしました。また、経常利益につきましては、期末の米ドル、ユーロなどの円安による為替差益が増加いたしましたので、業績予想を上記のとおり修正いたします。なお、通期のグローバル販売台数は1,110千台、期中平均の為替レートは、1米ドル136円、1ユーロ141円となりました。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因により異なる結果となる可能性があります。

　当社は、配当につきましては、当期の業績及び経営環境並びに財務状況を勘案して決定することを方針としておりますが、本日公表いたしました通期連結業績予想の修正の結果、2023年３月期の1株当たり期末配当予想を、前回予想の20円から5円増額の25円に修正いたします。　なお、本件は2023年６月開催予定の第157回定時株主総会の決議をもって正式に決定し、実施する予定であります。