東京　１２日　ロイター］ - 三菱自動車(7211.T)は１２日、日産自動車 (7201.T)との資本業務提携に向け協議・検討することで基本合意したと発表した。三菱自は新たに発行する普通株を日産に割り当て、２３７３億円を調達。日産は三菱自の３４．０％を握る筆頭株主となる。燃費データ不正問題の発覚で業績悪化の恐れがある三菱自は、日産の傘下で経営の再建を目指す。

両社は基本合意をふまえて協議を進め、５月２５日までに本契約を締結する予定。日産は三菱自の資産査定を８月までに終え、増資の払込みを今年１０月ごろに終える予定。

三菱自は日産との提携を通じ、信頼回復を目指すほか、ルノー・日産連合の一員となることで世界的な収益機会の拡大を目指す。