三菱自、１１年３月期は営業益３倍超と大幅増益を計画、世界販売１１２万台目指す

　三菱自動車が午後２時３０分、１１年３月期の連結業績予想を発表した。

　売上高は前期比３１．４％増の１兆９０００億円、営業利益は同３．２倍の４５０億円、純利益は同３．２倍の１５０億円と大幅な増収増益を計画する。為替前提レートは１ドル＝９０円、１ユーロ＝１２０円。

　各地域の販売台数計画は、国内１８万３０００台、北米１０万９０００台、欧州１９万６０００台、アジア・その他６３万３０００台。合計１１２万１０００台（１０年３月期販売実績９６万台）を目指す。



　同時に、仏自動車大手ＰＳＡプジョー・シトロエン社と共同で、新型コンパクトＳＵＶ（スポーツ多目的車）での協業に合意したと発表した。

　両社は今後、三菱自の新型コンパクトＳＵＶ「ＲＶＲ」のプラットフォームをベースにプジョーとシトロエンブランド向けモデルの開発を行い、ＰＳＡ社はそれらを１２年初頭をメドに欧州市場に投入する。プジョーとシトロエン両ブランドで、年間５万台を供給する計画。

　２７日の三菱自の株価はもみ合い。業績見通し発表後も反応は鈍く、一時２円安の１３０円を付ける場面もみられた。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社