サブプライムによる株価下落に伴い、成熟産業だけでなく、日産やトヨタのようなリーディングカンパニーまでもが高配当になっています。通常株価下落は業績悪化が主な原因ですが、サブプライムによる下落というのは外国人投資家の売りによって起こるものなので、必ずしも業績悪化しているわけではなく、むしろよくなっているところもあるというのが現状でしょう。
つまり、高配当でかつ業績のいい銘柄を選べば、配当で着実にもうけつつ長期的な株価上昇も期待できるというわけです。日産は利回りについては、３．７%と申し分ないレベルです。また業績に関してですが国内での販売低迷や米景気減速懸念円高の影響がありますが、ロシアやインド、アジア地域などの新興国での販売が堅調という点で評価できると思います。
そのうえ、PERは１０倍割れ、PBRは約１倍でありとても割安だと考えられます。