741円
GMOフィナンシャルホールディングスのニュース
GMOフィナンシャルホールディングス <7177> [東証S] が7月16日大引け後(15:31)に業績・配当修正を発表。非開示だった24年12月期第2四半期累計(1-6月)の業績予想は連結経常利益が前年同期比43.1%減の44.2億円に落ち込む見通しと発表した。
業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を13.87円(前年同期は15.8円)実施する方針とした。下期配当は引き続き未定とした。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
1.貸倒引当金繰入額の計上に係る概要及び経緯 2024年12月期第2四半期連結会計期間(2024年4月1日~6月30日)において、タイ子会社が信用取引の提供に際し顧客から担保として差し入れを受けている複数の代用有価証券の株価が大幅に急落しました。これを受けて、タイ子会社で当該有価証券を担保とする信用取引貸付金等に対する貸倒引当金の見積りにおいて回収可能性を検討した結果、貸倒引当金繰入額4,505百万円(概算)を販売費及び一般管理費に計上することといたしました。 タイ子会社は2017年11月よりタイ王国において証券事業を開始し、タイ証券市場に上場する株式の現物取引・信用取引サービスを提供しております。2022年11月にタイ子会社において信用取引の担保として受け入れた代用有価証券を巡る不公正取引が発生して以降、他の代用有価証券においても株価の大幅な下落に伴う貸倒引当金繰入額の計上を行っており、2024年3月31日現在の連結貸借対照表に計上されている貸倒引当金は7,287百万円となっております。 タイ子会社において信用リスクが顕在化することとなった主因は、信用取引における資金の貸付が一部の大口顧客に集中していること、代用有価証券が一部の銘柄に集中していること等、タイ子会社における信用リスク管理態勢及び当社における海外子会社のリスク管理に対するガバナンスに課題があったことであると認識しております。 これまで信用リスク低減に向けて、信用取引における新規買付(新規買い注文)の全面停止をはじめ、ロスカット基準の厳格化、代用有価証券が一部の銘柄に集中している大口顧客に対して資金返済や追加担保の差し入れを依頼する等の再発防止策を講じ、信用取引残高全体を圧縮するための取り組みを進めてまいりました。一方で、取引約款上の制約から既存顧客に対して強制力のある対応を行うことができず、今般、再び多額の貸倒引当金繰入額を計上する事態となったことを、当社及びタイ子会社は厳粛かつ深刻に受け止めております。株主様をはじめとするステークホルダーの皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、改めて深くお詫び申し上げます。引き続きタイ子会社において、リスク低減に向けた取り組みと債権回収に全力で取り組んでまいります。 なお、2022年11月末時点で143億バーツ(626億円※1)、2024年3月末時点で78億バーツ(341億円※1)であった信用取引残高は、2024年6月末時点で52億バーツ(228億円※1)となっております。また、本件の抜本的な解決に向けて、タイ子会社は信用取引サービスの提供を2024年12月20日付で終了※2することといたしました。同社では、現物取引サービスの継続提供と徹底的なコスト削減を図るとともに、信用取引サービス終了後の事業戦略についても検討を進めております。※1 2024年6月末時点の為替レート(1バーツ=4.378円)で換算しております。※2 タイ子会社は、信用取引サービスを2024年12月20日付で終了する旨の顧客告知を2024年6月7日に行っております。2.2024年12月期第2四半期連結決算速報値(2024年1月1日~2024年6月30日) 2024年12月期第2四半期連結累計期間は、暗号資産事業においてはビットコイン価格の上昇に伴い売買代金・収益が前年同期比で大幅に増加した一方、証券・FX事業においてはドル円相場の円安が進行する中で店頭FXの収益性が低下し同収益が減少したことから、営業収益は前年同期比3.4%減となりました。各段階利益については、上記1.に記載のとおり、タイ王国での証券事業に係る貸倒引当金繰入額を計上したことにより前年同期比で減益となりました。3.役員報酬の一部返上 上記の事態を踏まえ、以下のとおり役員報酬の一部を返上することといたします。 代表執行役 月額報酬の30%を返上(2ヶ月間) 常務執行役 月額報酬の20%を返上(2ヶ月間)4.今後の見通し 上記の貸倒引当金繰入額及び決算速報値は、現時点において当社が入手可能な情報及び合理的と判断する一定の前提に基づいており、2024年8月5日に発表予定の正式な決算数値と異なる可能性があります。 なお、今後、貸倒引当金の見積りを行う上で、追加的な情報を入手した場合には貸倒引当金繰入額の修正を行う可能性があります。その他、開示すべき事項が生じた場合には速やかにお知らせいたします。
当社は、株主に対する利益還元と内部留保の充実を総合的に勘案し、収益性、成長性、企業体質の強化を考慮しつつ、継続的かつ安定的に配当を行うことを基本方針としております。2024年12月期については、親会社株主に帰属する当期純利益に対する配当性向50%以上を目途に、四半期ごとに配当することを目標としております。 しかしながら、本日付で別途開示している「連結子会社における貸倒引当金繰入額の追加計上及び2024年12月期第2四半期連結決算(速報)並びに役員報酬の一部返上に関するお知らせ」に記載のとおり、2024年12月期第2四半期連結会計期間(2024年4月1日~6月30日)において親会社株主に帰属する四半期純損失を計上することとなったことを勘案し、2024年12月期第2四半期末(2024年6月30日)の配当予想につきましては、1株当たり2円00銭とさせていただきます。 タイ証券事業において多額の貸倒引当金繰入額を追加計上する事態となり株主の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。今後も継続的かつ安定的な配当の実現に努めてまいりますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。 なお、2024年12月期第2四半期末配当は、現時点の予想であり、2024年8月5日開催の取締役会にて正式に決議予定です。
業績悪化に伴い、従来未定としていた今期の上期配当を13.87円(前年同期は15.8円)実施する方針とした。下期配当は引き続き未定とした。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
1.貸倒引当金繰入額の計上に係る概要及び経緯 2024年12月期第2四半期連結会計期間(2024年4月1日~6月30日)において、タイ子会社が信用取引の提供に際し顧客から担保として差し入れを受けている複数の代用有価証券の株価が大幅に急落しました。これを受けて、タイ子会社で当該有価証券を担保とする信用取引貸付金等に対する貸倒引当金の見積りにおいて回収可能性を検討した結果、貸倒引当金繰入額4,505百万円(概算)を販売費及び一般管理費に計上することといたしました。 タイ子会社は2017年11月よりタイ王国において証券事業を開始し、タイ証券市場に上場する株式の現物取引・信用取引サービスを提供しております。2022年11月にタイ子会社において信用取引の担保として受け入れた代用有価証券を巡る不公正取引が発生して以降、他の代用有価証券においても株価の大幅な下落に伴う貸倒引当金繰入額の計上を行っており、2024年3月31日現在の連結貸借対照表に計上されている貸倒引当金は7,287百万円となっております。 タイ子会社において信用リスクが顕在化することとなった主因は、信用取引における資金の貸付が一部の大口顧客に集中していること、代用有価証券が一部の銘柄に集中していること等、タイ子会社における信用リスク管理態勢及び当社における海外子会社のリスク管理に対するガバナンスに課題があったことであると認識しております。 これまで信用リスク低減に向けて、信用取引における新規買付(新規買い注文)の全面停止をはじめ、ロスカット基準の厳格化、代用有価証券が一部の銘柄に集中している大口顧客に対して資金返済や追加担保の差し入れを依頼する等の再発防止策を講じ、信用取引残高全体を圧縮するための取り組みを進めてまいりました。一方で、取引約款上の制約から既存顧客に対して強制力のある対応を行うことができず、今般、再び多額の貸倒引当金繰入額を計上する事態となったことを、当社及びタイ子会社は厳粛かつ深刻に受け止めております。株主様をはじめとするステークホルダーの皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしておりますことを、改めて深くお詫び申し上げます。引き続きタイ子会社において、リスク低減に向けた取り組みと債権回収に全力で取り組んでまいります。 なお、2022年11月末時点で143億バーツ(626億円※1)、2024年3月末時点で78億バーツ(341億円※1)であった信用取引残高は、2024年6月末時点で52億バーツ(228億円※1)となっております。また、本件の抜本的な解決に向けて、タイ子会社は信用取引サービスの提供を2024年12月20日付で終了※2することといたしました。同社では、現物取引サービスの継続提供と徹底的なコスト削減を図るとともに、信用取引サービス終了後の事業戦略についても検討を進めております。※1 2024年6月末時点の為替レート(1バーツ=4.378円)で換算しております。※2 タイ子会社は、信用取引サービスを2024年12月20日付で終了する旨の顧客告知を2024年6月7日に行っております。2.2024年12月期第2四半期連結決算速報値(2024年1月1日~2024年6月30日) 2024年12月期第2四半期連結累計期間は、暗号資産事業においてはビットコイン価格の上昇に伴い売買代金・収益が前年同期比で大幅に増加した一方、証券・FX事業においてはドル円相場の円安が進行する中で店頭FXの収益性が低下し同収益が減少したことから、営業収益は前年同期比3.4%減となりました。各段階利益については、上記1.に記載のとおり、タイ王国での証券事業に係る貸倒引当金繰入額を計上したことにより前年同期比で減益となりました。3.役員報酬の一部返上 上記の事態を踏まえ、以下のとおり役員報酬の一部を返上することといたします。 代表執行役 月額報酬の30%を返上(2ヶ月間) 常務執行役 月額報酬の20%を返上(2ヶ月間)4.今後の見通し 上記の貸倒引当金繰入額及び決算速報値は、現時点において当社が入手可能な情報及び合理的と判断する一定の前提に基づいており、2024年8月5日に発表予定の正式な決算数値と異なる可能性があります。 なお、今後、貸倒引当金の見積りを行う上で、追加的な情報を入手した場合には貸倒引当金繰入額の修正を行う可能性があります。その他、開示すべき事項が生じた場合には速やかにお知らせいたします。
当社は、株主に対する利益還元と内部留保の充実を総合的に勘案し、収益性、成長性、企業体質の強化を考慮しつつ、継続的かつ安定的に配当を行うことを基本方針としております。2024年12月期については、親会社株主に帰属する当期純利益に対する配当性向50%以上を目途に、四半期ごとに配当することを目標としております。 しかしながら、本日付で別途開示している「連結子会社における貸倒引当金繰入額の追加計上及び2024年12月期第2四半期連結決算(速報)並びに役員報酬の一部返上に関するお知らせ」に記載のとおり、2024年12月期第2四半期連結会計期間(2024年4月1日~6月30日)において親会社株主に帰属する四半期純損失を計上することとなったことを勘案し、2024年12月期第2四半期末(2024年6月30日)の配当予想につきましては、1株当たり2円00銭とさせていただきます。 タイ証券事業において多額の貸倒引当金繰入額を追加計上する事態となり株主の皆様に多大なご迷惑とご心配をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。今後も継続的かつ安定的な配当の実現に努めてまいりますので、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。 なお、2024年12月期第2四半期末配当は、現時点の予想であり、2024年8月5日開催の取締役会にて正式に決議予定です。
この銘柄の最新ニュース
GMO-FHのニュース一覧- GMOフィナンシャルHD、営業収益はQ3累計過去最高を更新も、タイ証券事業における貸倒引当金繰入額計上で減益 2024/11/01
- 決算マイナス・インパクト銘柄 【東証スタンダード・グロース】引け後 … メディアL、BBタワー、セリア (10月31日発表分) 2024/11/01
- 決算プラス・インパクト銘柄 【東証スタンダード・グロース】寄付 … トレイダーズ、サノヤスHD、GMO-FH (10月31日発表分) 2024/11/01
- 剰余金の配当(第3四半期配当)に関するお知らせ 2024/10/31
- GMO-FH、7-9月期(3Q)経常は4%増益 2024/10/31
「#配当」 の最新ニュース
マーケットニュース
GMOフィナンシャルホールディングスの取引履歴を振り返りませんか?
GMOフィナンシャルホールディングスの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。