1,876円
コーユーレンティアのニュース
■中長期の展望と成長戦略
1.中期経営計画の概要
コーユーレンティア<7081>は2021年12月期を初年度、2023年12月期を最終年度とする中期経営計画を発表している。この計画のGOAL(ありたい姿)として、「各セグメントにおける経営基盤を確固たるものにし、コアコンピタンスの深化と進化により、グループ総和として顧客の最大化を実現する」ことを掲げている。このGOAL達成のために、以下の4つの施策を実行していく方針だ。
(1) GOAL(ありたい姿)
1) 企業価値向上:安定した利益の確保にとどまらず、非財務における価値の向上も図る
2) 人財への投資:自律した個の育成を通じて事業の成長と企業価値向上を実現。人財投資を成長ドライバーにする
3) セグメント別経営:必要となるリソースをセグメント別に拡充、 独立性のある経営を目指す
4) CSRの推進
(2)「Next Value 23」
今回の中期経営計画のキャッチフレーズとして「Next Value 23」を掲げているが、これに込めた想いとして「顧客に期待以上の価値を提供できるよう、 商品(ハード)の提供だけではなく、サービスの充実を図ると共に、同社を取り巻くすべてのステークホルダーに対して企業価値を高めていく」と述べている。またこの計画をフェーズIとフェーズIIに分け、それぞれのフェーズで施策を実行し、最終的なGOALを達成する計画だ。
フェーズIでは経営基盤の強化を目的に、以下の施策を実行する。
・企業価値向上のための人財投資
・成長領域の明確化
・規模拡大に向けた事業インフラへの投資
・新規事業創出のための仕組みつくり
・脱炭素社会に貢献可能なビジネスモデル強化
・企業ブランド価値の向上
・SDGs、ESGの推進
・企業価値創造の具現化
これらを踏まえてフェーズIIでは、成長と安定した収益構造の構築を図る。具体的には以下の施策を実施することとなっている。
・セグメントごとに安定した収益を確保
・事業ポートフォリオの最適化
・市場ポートフォリオの最適化
・創出新規事業での収益確保
(3) 将来に向けた成長ドライバー(サステナブルな社会を実現)
また同社は、中期経営計画における成長ドライバーとして以下のようなイメージを掲げている。
インフラ面では、提供サービスを支えるインフラへの投資を実行するととともに、ビジネスフローの効率性を高め、サービスの充実を目指す。プロダクト面では、顧客ニーズを満たす商品を積極的に採用し、既存顧客への深耕を図っていく。また、サービス面では「モノ」だけでなく付帯するサービス提供を通じて顧客利便性を高めるとしている。マーケットの観点では、ホテルやe sportsといった、今後に拡大が期待されるマーケットへ進出していく。これらに「デジタルシフト(DX=デジタルトランスフォーメーション)」「「モノ」から「コト」へ(CX=顧客体験価値)」「多様化する購買行動」「Creating Shared Value(CSV)」「人財の高度化」といったキーワードを掛け合わせて、成長曲線を描いていくイメージを示している。
(4) 数値目標
今回の中期経営計画の数値目標として、2023年12月期に売上高23,000百万円(2020年12月期実績21,556百万円)、営業利益1,800百万円(同1,382百万円)、営業利益率7.8%(同6.4%)を掲げている。
しかし実際には、2021年12月期の予想営業利益を1,900百万円としていることから、この目標が前倒しで達成される可能性は高そうだ。ただ、現時点で同社はこの計画目標を修正しておらず、弊社では2021年12月期の決算発表時に見直される可能性があると見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<ST>
1.中期経営計画の概要
コーユーレンティア<7081>は2021年12月期を初年度、2023年12月期を最終年度とする中期経営計画を発表している。この計画のGOAL(ありたい姿)として、「各セグメントにおける経営基盤を確固たるものにし、コアコンピタンスの深化と進化により、グループ総和として顧客の最大化を実現する」ことを掲げている。このGOAL達成のために、以下の4つの施策を実行していく方針だ。
(1) GOAL(ありたい姿)
1) 企業価値向上:安定した利益の確保にとどまらず、非財務における価値の向上も図る
2) 人財への投資:自律した個の育成を通じて事業の成長と企業価値向上を実現。人財投資を成長ドライバーにする
3) セグメント別経営:必要となるリソースをセグメント別に拡充、 独立性のある経営を目指す
4) CSRの推進
(2)「Next Value 23」
今回の中期経営計画のキャッチフレーズとして「Next Value 23」を掲げているが、これに込めた想いとして「顧客に期待以上の価値を提供できるよう、 商品(ハード)の提供だけではなく、サービスの充実を図ると共に、同社を取り巻くすべてのステークホルダーに対して企業価値を高めていく」と述べている。またこの計画をフェーズIとフェーズIIに分け、それぞれのフェーズで施策を実行し、最終的なGOALを達成する計画だ。
フェーズIでは経営基盤の強化を目的に、以下の施策を実行する。
・企業価値向上のための人財投資
・成長領域の明確化
・規模拡大に向けた事業インフラへの投資
・新規事業創出のための仕組みつくり
・脱炭素社会に貢献可能なビジネスモデル強化
・企業ブランド価値の向上
・SDGs、ESGの推進
・企業価値創造の具現化
これらを踏まえてフェーズIIでは、成長と安定した収益構造の構築を図る。具体的には以下の施策を実施することとなっている。
・セグメントごとに安定した収益を確保
・事業ポートフォリオの最適化
・市場ポートフォリオの最適化
・創出新規事業での収益確保
(3) 将来に向けた成長ドライバー(サステナブルな社会を実現)
また同社は、中期経営計画における成長ドライバーとして以下のようなイメージを掲げている。
インフラ面では、提供サービスを支えるインフラへの投資を実行するととともに、ビジネスフローの効率性を高め、サービスの充実を目指す。プロダクト面では、顧客ニーズを満たす商品を積極的に採用し、既存顧客への深耕を図っていく。また、サービス面では「モノ」だけでなく付帯するサービス提供を通じて顧客利便性を高めるとしている。マーケットの観点では、ホテルやe sportsといった、今後に拡大が期待されるマーケットへ進出していく。これらに「デジタルシフト(DX=デジタルトランスフォーメーション)」「「モノ」から「コト」へ(CX=顧客体験価値)」「多様化する購買行動」「Creating Shared Value(CSV)」「人財の高度化」といったキーワードを掛け合わせて、成長曲線を描いていくイメージを示している。
(4) 数値目標
今回の中期経営計画の数値目標として、2023年12月期に売上高23,000百万円(2020年12月期実績21,556百万円)、営業利益1,800百万円(同1,382百万円)、営業利益率7.8%(同6.4%)を掲げている。
しかし実際には、2021年12月期の予想営業利益を1,900百万円としていることから、この目標が前倒しで達成される可能性は高そうだ。ただ、現時点で同社はこの計画目標を修正しておらず、弊社では2021年12月期の決算発表時に見直される可能性があると見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)
<ST>
この銘柄の最新ニュース
レンティアのニュース一覧- コーユーレンティア---通期連結業績予想の修正 2024/11/14
- コーユーレンティア---株式分割及び株式分割に伴う定款の一部変更並びに株主優待制度の変更 2024/11/14
- コーユーレンティア---3Qは増収、スペースデザイン事業が2ケタ増収に 2024/11/14
- 本日の【株式分割】銘柄 (13日大引け後 発表分) 2024/11/13
- 通期連結業績予想の修正に関するお知らせ 2024/11/13
マーケットニュース
- 交通空白解消の切り札、普及加速に向かう「ライドシェア」関連を追う <株探トップ特集> (12/24)
- 明日の株式相場に向けて=「ホンダ・日産」サプライズ統合で化ける株 (12/24)
- 住信SBIネット銀、三菱紙、ホンダなど (12/24)
- 24日香港・ハンセン指数=終値20098.29(+215.16) (12/24)
おすすめ条件でスクリーニングされた銘柄を見る
コーユーレンティアの取引履歴を振り返りませんか?
コーユーレンティアの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。