ＡＬｉＮＫ、上期経常が56％減益で着地・6-8月期も50％減益

　ＡＬｉＮＫインターネット <7077> [東証Ｇ] が10月13日大引け後(15:00)に決算を発表。24年2月期第2四半期累計(3-8月)の経常利益(非連結)は前年同期比55.6％減の5600万円に大きく落ち込んだが、通期計画の9400万円に対する進捗率は59.6％となり、5年平均の59.5％とほぼ同水準だった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した9-2月期(下期)の経常利益は前年同期比46.5％減の3800万円に落ち込む計算になる。

　直近3ヵ月の実績である6-8月期(2Q)の経常利益は前年同期比50.0％減の3500万円に落ち込み、売上営業利益率は前年同期の36.5％→20.7％に大幅低下した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　2024年２月期第２四半期累計期間につきまして、売上高は、天気予報専門メディア「tenki.jp」のPV数が前年同期比 100.4％ となりましたが、当初の想定を下回ったこと、PV当たり広告単価が依然として低迷基調で推移したこと等により、前回予想を下回る結果となりました。特に2023年７月は、東京都心において雨を観測していない日が連続25日間と記録的な長期間に及ぶなど、単月のPV数が前年同期比77.5 ％と大きく落ち込むこととなりました。　利益につきましては、新たな収益事業の構築に向けた先行投資を実施しつつも、コスト管理を徹底したことで費用を抑制できたこと等により、営業利益、経常利益、四半期純利益は、それぞれ前回予想を上回りました。　通期業績予想につきましては、継続的なPV数の増加施策によりPV数は堅調に推移すると想定しておりますが、PV当たり広告単価は、現状の外部環境から当初想定を下回る水準で推移すると見込まれるため、売上高を700百万円から620百万円へ 修正いたします。　利益につきましては、売上高減少の影響はありますが、上期は前回予想を上回る結果であ り、上述の先行投資の方針を維持しコスト管理を徹底することでカバー可能であると考えており、前回予想を据え置くことといたします。(注)上記に記載した予想数値は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、実際の業績は、今後様々な要因により予想とは異なる可能性があります。