サノヤスＨＤ、今期営業を一転赤字に下方修正

　サノヤスホールディングス <7022> [東証Ｓ] が3月31日大引け後(15:30)に業績修正を発表。23年3月期の連結営業損益を従来予想の5億円の黒字→1億円の赤字(前期は2.2億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。

　会社側が発表した下方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結営業利益も従来予想の11.9億円→5.9億円(前年同期は6億円)に50.0％減額し、一転して1.2％減益計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　売上高及び営業利益については、電子部品・部材調達の長納期化による出荷遅延や、建設資材高騰・納期長期化による顧客の計画遅れを主因とした期ズレが多く発生したことにより、前回予想を下回る見込みです。経常利益についても同様ながら、政策保有株式の配当が予想を大きく上回った結果、黒字を確保できる見込みです。親会社株主に帰属する当期純利益については、下記の特別利益及び特別損失の計上等があるものの３億円を予定しております。なお、期末の配当予想につきましては、前回予想通りとしております。特別利益の発生及びその内容コーポレートガバナンス・コードに基づく政策保有株式の見直し、保有資産の効率化及び財務体質の強化を図るため、当社が保有する政策投資株式の一部（上場有価証券１銘柄）を売却したことに伴い、投資有価証券売却益が発生いたしました。当該事象により、2023年３月期第４四半期累計期間の連結決算において458百万円を特別利益に計上する予定です。特別損失の発生及びその内容当社の連結子会社であるハピネスデンキ（株）において、部材の長納期化の影響を踏まえ今後の計画を見直した結果、当初想定されていた収益が見込めなくなったため、のれんの一部について減損損失を計上する見込みとなりました。当該事象により、2023年３月期第４四半期累計期間の連結決算において約280百万円を特別損失に計上する予定です。※上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後様々な要因によって予想値と異なる場合があります。