新光電工が年初来高値更新、好業績見通し受け複数の証券会社が強気の投資判断

　新光電気工業が出来高を伴い反発。一時１１９円高の１６６９円まで買われ、２７日に付けた年初来高値１６１６円を更新。

　富士通系の半導体パッケージとＩＣリードフレームの大手で、２８日に１０年３月期の連結決算と１１年３月期の連結業績見通しを発表。１０年３月期の営業損益は先の上方修正通り、５３億５８００万円の黒字（前期は６８億２３００万円の赤字）を達成。１１年３月期は、半導体パッケージ、ＩＣリードフレームの需要拡大見通しを主因に、営業利益１３３億円（前期比２．４８倍）と続急伸の予想だ。

　決算を受けて、複数の証券会社が３０日付のサマリーで同社株を取り上げ、会社側予想は保守的とし、強気の投資判断を継続。これが株価の反発にプラスに働いているようだ。

　ドイツ証券は新光電工の１１年３月期の営業利益を１５０億円（前期比２．７９倍）と予想し、投資判断は強気の「Ｂｕｙ」を継続。クレディ・スイス証券も強気の「アウトパフォーム」を継続している。（高野龍一）



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社