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<注目銘柄>=A&Dホロン、EUV関連の成長シナリオは不変
A&Dホロンホールディングス<7745.T>に、もみあい上放れの期待が膨らんでいる。同社は半導体関連と医療・健康機器、計測・計量機器の3つの事業の柱を持つ。半導体分野では電子ビーム露光装置向けの基幹ユニットとともに、主力製品としてフォトマスクの検査・測定装置を供給。EUV(極端紫外線)露光技術を用いた最先端の半導体にも、同社の装置が不可欠な存在となっているようだ。
24年3月期は増収・経常減益の計画。半導体市況の低迷が懸念されながらも、9月中間期の業績は会社の計画を上回って着地し、半導体関連の受注は堅調に推移した。半導体の回路線幅の微細化が進むなか、検査・測定装置の拡販などを通じた事業の成長シナリオには変わりがないと言えるだろう。加えて、医療機器や研究開発用の計測機器は一般に景気の変動に左右されにくい製品とされており、業績の安定的な成長に大きな役割を果たしていると評価できる。
PER(株価収益率)は9.8倍。同じく半導体と計測の両方の事業を持つ日本電子<6951.T>や東京精密<7729.T>に比べてバリュエーション面で割安感がある。7月下旬の高値形成から間もなく6カ月となる点も要注目。制度信用の期日売りの一巡により需給環境が好転に向かえば、株価に浮揚力をもたらしそうだ。(碧)
出所:MINKABU PRESS
24年3月期は増収・経常減益の計画。半導体市況の低迷が懸念されながらも、9月中間期の業績は会社の計画を上回って着地し、半導体関連の受注は堅調に推移した。半導体の回路線幅の微細化が進むなか、検査・測定装置の拡販などを通じた事業の成長シナリオには変わりがないと言えるだろう。加えて、医療機器や研究開発用の計測機器は一般に景気の変動に左右されにくい製品とされており、業績の安定的な成長に大きな役割を果たしていると評価できる。
PER(株価収益率)は9.8倍。同じく半導体と計測の両方の事業を持つ日本電子<6951.T>や東京精密<7729.T>に比べてバリュエーション面で割安感がある。7月下旬の高値形成から間もなく6カ月となる点も要注目。制度信用の期日売りの一巡により需給環境が好転に向かえば、株価に浮揚力をもたらしそうだ。(碧)
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