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双信電機のニュース

双信電機のニュース一覧

相場展望と今週の注目銘柄はこれだ!

著者:出島 昇
投稿:2020/08/07 19:38

<6938> 双信電機

 四季報によると、新型コロナ影響による製品納入先送りで立ち上がりは厳しい。厚膜印刷基板も自動車販売の低迷響き減少。ただ半導体関連の設備投資回復受けノイズフィルター増加。無線LAN新規格、5G基地局向けで積層誘電体フィルターも回復。黒字化。Wi‐Fi6搭載新製品や5G基地局で需要増の通信機器用電子部品を拡販。ノイズ測定事業も強化。

2020年7月31日発表。2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益134.2%の1.50億円、経常利益134.6%の1.50億円の増収・増益の見通し。

2016年2月18日の249円で底打ちし、2017年4月17日の274円の安値から急角度の上昇トレンド(A)となりました。この中で10月25日の1267円の高値をつけ(半年で4.6倍)、ここをピークに急角度の下降トレンド(B)へ転換し、お里帰り(元の安い株価)となって2018年12月25日の269円まで下落しました。ここからの自律反発で2019年の3月6日に689円の戻り高値をつけ、ややゆるやかな下降トレンド(C)を形成しています。この下降トレンド(C)の中で、今年の3月13日にコロナ暴落で236円まで下げ、柴田罫線では終値で2016年2月12日の250円と3月13日の250円は中期のダブル底となっています。
 

 

<2206> 江崎グリコ

 四季報によると、12カ月決算復帰。海外は新型コロナ影響で中国、アジアで販売減。国内もお土産向け『ポッキー』数量減る。が、冷菓が巣ごもり消費追い風で大幅増販、『ジャイアントコーン』リニューアル寄与。下期にかけて販促費増をこなし営業益堅調。新会社設立し全国の製造子会社14社を7月吸収合併、技術共有や間接部門統合。人気『カフェオーレ』41年ぶり刷新。

2020年5月11日発表。2020年12月期本決算予想は、前年同期比で営業利益-13.5%の180.00億円、経常利益-18.4%の185.00億円の減収・減益の見通し。

2017年6月6日の6560円を高値とし、2018年2月6日の4835円を安値とする三角保ち合い(A)の中で、煮詰まったところの2019年3月27日の5940円を高値に下降トレンド(B)と急落し、8月6日の4285円まで下げて、11月15日の5170円まで自律反発し、その後の反落とコロナ暴落を受けて、今年の3月17日の3585円まで下落しました。ここから短期の急角度の上昇トレンド(C)となり、5月10日には5330円まで上昇して、ここが当面の戻り高値となってもみあい調整に入っています。
 

 

<5288> アジアパイルホールディングス

 四季報によると、国内コンクリートパイルは新型コロナの影響あるが、新工法によるシェア拡大続き、落ち込みは限定的。一方、ベトナム事業は新規参入増加で競争激化、単価下落厳しく採算悪化。営業益続落。パイル重要部品の継ぎ手金具の有力企業と資本提携、供給体制強化につなげる。ベトナムで風力発電会社を持分法適用会社化、再生エネ分野の基礎工事も展開。

2020年5月11日発表。2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益-17.3%の42.00億円、経常利益-17.3%の38.00億円の減収・減益の見通し。

2016年2月12日の328円、6月16日の342円を2点底にして上昇トレンド(A)を形成し、この中で2018年8月30日の910円の高値をつけました。ここをピークに下降トレンド(B)へ転換し、この中で2019年8月15日の457円でいったん底打ちとなって反発し、12月11日の637円まで上昇するものの、もみあっているところでコロナ暴動に巻き込まれて急落し、今年の3月13日の340円まで下落しました。ここから短期の上昇トレンド(C)となっています。現時点では下降トレンド(B)に上値を抑えられていますが、ここを抜けると一段高が期待できます。
 

 

<4921> ファンケル

 四季報によると、化粧品は店舗の営業再開や訪日客復調前提で下期にかけて回復基調でも、上期の落ち込みをカバーできず。ただ通販比率が高いサプリは、免疫対策製品中心に着実増。店舗家賃も減少で、営業微増益。中国のサプリ販売代理店からマスク調達、5月から自社通販で販売開始。新型コロナが収束しつつある中国向け越境ECは美容系などサプリの種類拡大。業種:科学。

2020年8月4日発表。2021年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+2.7%の145.00億円、経常利益+2.0%の146.00億円の5期連続の増収・増益の見通し。

2016年11月9日の738円を安値とする上昇トレンド(A)の中で、7月18日に3185円の高値をつけて、10月30日の2082円まで下落し、このあと2158~3300円の大きくボックス(C)の中で上下動を繰り返しています。この大きなボックスの中で今年になって2月14日に3270円の高値をつけて、コロナ暴落に連動し急落となって3月17日の2029円まで下落しました。ここから短期の上昇トレンド(B)へ転換し、7月21日に3275円とダブル天井に近い形となって7月30日に3085円で売転換となって下落に転じています。
 

 

<7447> ナガイレーベン

 四季報によると、春の需要期に新型コロナ自粛重なり医療ウェア苦戦。だが再利用タイプの医療用マスクに続き、後半に医療用感染対策ガウン投入で補う。21年8月期は医療ウェア回復。感染対策ガウン等需要続く。使い捨て製品の備蓄不足にらみ3月から医療用マスク投入。6月からは感染対策ガウンを月20万枚供給開始。手術衣・覆布など患者用布帛製品も育成。業種:卸売業。

2020年6月29日発表。2020年8月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+5.1%の51.67億円、経常利益+5.1%の52.42億円の増収・増益の見通し。

2016年9月12日の2036円を安値とする上昇トレンド(A)の中で、2018年4月19日の3225円の高値をつけ、ここをピークに下降トレンド(B)へ転換しました。この下降トレンド(B)の中で、12月26日の2060円を安値にいったん反発して下降トレンド(B)を上にぬけて、2019年4月15日の2646円まで上昇するも、業績の不透明さから8月29日に1900円まで大幅下落となりました。ここからの急反発で再度、下降トレンド(B)を上にむけて12月17日の2715円まで上昇しましたが、コロナ問題から全体相場の下落につれ安し、今年の3月13日には2011円まで下落しました。その後、ここからいったん急反発して3月27日の2730円まで上昇後、再下落となり4月3日の2207円まで下げて7月21日の2874円まで上昇し、高値圏のもみあいとなっています。
 

 

配信元: みんかぶ株式コラム
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