3月１４日にIEDランブの重さ６割減、街路灯に横向き取り付けと言うニュースが流れました。春号の四季報以降であり、今後の経緯を説明します。従来品の重さの６割減の６００グラム程度に抑え、高速道路や国道に設置する街路灯に横向きに取り付けられる発光ダイオード（LDE）ランプを開発した。明るさは約１万６０００ルーメンで、水銀ランプの４００ワットに相当する。従来品で街路灯の明るさを確保しようとすると、その分だけ重くなり、横向きに設置すると振動などが加わって破損してしまうことがあった。横向きに取り付けられるLDEランプは水銀ランプの１００ワット相当の明るさが最高レベルだった。一般的な街路灯は、水銀ランプで４００ワット相当の明るさを持つ高輝度放電レベル（ＨＩＤ）ランプが広く普及している。ただ、HIDランプは寿命が１万２０００時間程度で、LDEランプの３分のⅠ程度と短い。開発したランプの寸法の外径約１１センチメートル、全長２７センチメートル。取り付ける口金部分は一般的な街路灯と同じ「E39]規格に対応。従来の街路灯の器具を生かしたまま、ランプと電源装置のみを交換してLDE化できる。寿命は４万時間（１０年間）程度、交換作業の軽減や消費電力の軽減につながり、低コストを実現できる。今秋ごろに発売する。新開発品はLDEランプの弱点だった重さを放熱構造や素材を変えることで解消した。従来品はランブが重くなり、街路灯に対して垂直にしか設置できなかった。全国の高速道路や道路などの街路灯は３５０万基あるという。横向きでないと取り付けられない形状の街路灯も多い。同社は道路や公園などの街路灯で３割の国内シェアを持つなど、特殊照明が収益全体の７割を占める。LDD照明事業の売上高は２０１３年３月期に約９５億円で、１４年３月期に約１５０億円への引き上げを見込む。新製品の投入でLDE化の需要わ取り込み、１６年３月には２５０億円規模まで成長させる考えだ。