ＡＳＴＩ、今期経常を9倍上方修正

　ＡＳＴＩ <6899> [東証２] が2月9日大引け後(16:00)に決算を発表。21年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比66.6％減の3.5億円に大きく落ち込んだ。
　しかしながら、併せて通期の同利益を従来予想の1億円→9億円(前期は10億円)に9.0倍上方修正し、減益率が90.0％減→10.4％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の3.7億円→11.7億円(前年同期は3.3億円)に3.1倍増額し、増益率が12.6％増→3.5倍に拡大する計算になる。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比61.1％増の6.3億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の2.4％→4.7％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　今期の業績見通しにつきましては、自動車を始めとした当社の納入先企業の生産が下期に入り回復基調となったことを受け、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも前回予想数値を上回る見通しとなりましたので、それぞれの業績予想を修正いたします。※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであります。　 実際の業績は、今後様々な要因によって予測数値と異なる場合があります。