メガチップス、今期経常を4％上方修正

　メガチップス <6875> [東証Ｐ] が3月22日大引け後(15:00)に業績修正を発表。23年3月期の連結経常利益を従来予想の72億円→75億円(前期は78.5億円)に4.2％上方修正し、減益率が8.4％減→4.5％減に縮小する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の28.7億円→31.7億円(前年同期は41.9億円)に10.4％増額し、減益率が31.4％減→24.3％減に縮小する計算になる。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　ゲームソフトウェア格納用ＬＳＩ（カスタムメモリ）の需要が当社前回想定に達しない見込みとなったことにより、売上高の予想を減額修正いたします。営業利益については、売上高の減額に伴う利益減の他、新規製品開発強化に伴う費用増、品質保証体制の拡充ため新設した開発解析センター（新木場）立ち上げに伴う費用増等を見込み減額修正いたしました。またこれらの要因がある一方で、持分法による投資利益、為替差益の発生を織り込み、経常利益については増額修正いたしました。親会社株主に帰属する当期純利益については、当社所有のSiTime社株式の売却による特別利益等を見込んだことから増額修正いたします。当社所有のSiTime社株式300,000株の売却による影響額を精査した結果、2023年3月期通期において、連結決算上で35億円、個別決算上で39億円の関係会社株式売却益を、特別利益として計上する見込みとなりました。