クラリオン、１０年３月期最終損益が黒字に転換、販売が好調に推移し固定費削減も寄与

　カーオーディオ大手のクラリオンが２６日引け後に、１０年３月期連結業績予想の上方修正を発表した。売上高を１６８０億円から１７４５億円（前期比３．９％減）、営業利益を１億円から６億円（前期は１２４億４９００万円の赤字）に引き上げ、最終損益は３１億円の赤字から５億円の黒字（同１９９億７８００万円の赤字）に転換する見通し。

　世界各国での自動車購入支援策により車両販売が増加したことに伴い、米国ではＯＥＭ（相手先ブランドによる生産）によるナビゲーション販売が好調に推移。国内では、カーディーラーのオプション販売が増加したことで売上高の増加につながった。事業構造改革による、固定費の削減が寄与し利益額が増加する。

　２６日終値は２円高の１９４円。



［ 株式新聞速報ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］

提供：モーニングスター社