富士通、今期最終を28％上方修正、配当も20円増額
個別株 配信元：株探
投稿:2020/01/30 15:00
　富士通 が1月30日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結最終利益は前年同期比94.1％増の999億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の1250億円→1600億円(前期は1045億円)に28.0％上方修正し、増益率が19.5％増→53.0％増に拡大する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結最終利益も従来予想の613億円→963億円(前年同期は234億円)に57.1％増額し、増益率が2.6倍→4.1倍に拡大する計算になる。

　業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の160円→180円に増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結最終損益は362億円の黒字(前年同期は296億円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-2.9％→5.5％に急改善した。