ヴィスコ、今期経常を一転36％減益に下方修正

　ヴィスコ・テクノロジーズ <6698> [東証２] が9月13日大引け後(15:00)に業績修正を発表。20年3月期の連結経常利益を従来予想の5.4億円→3.1億円(前期は4.8億円)に42.6％下方修正し、一転して35.7％減益見通しとなった。
　ただ、4-9月期(上期)の連結経常利益は従来予想の1.4億円→1.5億円(前年同期は2.5億円)に7.1％上方修正し、減益率が44.2％減→40.2％減に縮小する見通しとなった。

　同時に、期末一括配当は引き続き未定とした。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　（１）連結業績　2020年３月期の第２四半期（累計）業績につきましては、海外は堅調に推移したものの、国内は米中貿易摩擦の影響による当社主要取引先である電子部品メーカー、半導体メーカー、及び半導体装置メーカーにおいて、設備投資抑制の動きが顕著となり、売上が伸び悩みました。第２四半期連結売上高が当初予想値を下回る見込となったため業績予想を修正いたします。　2020年３月期の通期業績につきましては、製造工程における外観検査自動化ニーズの高まりにより、引合い案件数が増加しているものの、経済環境の不透明観から取引先の慎重な投資姿勢は継続することを前提とし、業績予想を修正いたします。経費面では、コスト削減を進め収益確保に努めてまいりますが、中長期的な成長のための開発投資は継続してまいる所存です。（２）個別業績　2020年３月期の第２四半期（累計）業績につきましては、連結業績に記載の国内売上状況と概ね同様の理由により、売上が伸び悩みました。当初予想値を下回る見込となったため、業績予想を修正いたします。　2020年３月期の通期業績につきましても、連結業績に記載の内容と同様、経済環境の不透明観から取引先の慎重な投資姿勢は継続することを前提として業績予想を修正いたします。(注)上記の予想は本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因により、予想数値と異なる可能性があります。