プラズマが急落、１６年８月期２８．７％営業減益予想を嫌気

　アドテック　プラズマ　テクノロジー＜6668.T＞が急落、一時前日比１１０円安の７３０円まで売られている。同社は１５日の取引終了後、今１６年８月期の連結業績予想を発表。売上高は５７億９２００万円（前の期比２．５％減）、営業利益は３億７５００万円（同２８．７％減）、純利益は２億３０００万円（同４８．４％減）と大幅な減益を見込んでおり、これを嫌気している。
　前１５年８月期連結決算については売上高が従来予想の５７億５８００万円に対して５９億４１００万円（前の期比１１．１％増）、営業利益が４億６７００万円に対して５億２６００万円（同４８．０％増）、純利益が３億２９００万円に対して４億４６００万円（同７８．７％増）と大幅増益で着地した。スマートフォンやタブレット端末の需要好調による設備投資が活発で半導体・液晶関連事業が大きく伸びたほか、法人税などの負担額が予想より下回ったことで計画超で着地した。今期は従来から取り組んできた海外生産（ベトナム・韓国）により原価低減効果が徐々に表われてきているが、前期大幅増益の反動があるようだ。

プラズマの株価は１０時７分現在７５５円（▼８５円）


出所：株経通信（株式会社みんかぶ）