日新電が続落、第１四半期の６億３６００万円の営業赤字を嫌気

　日新電機＜6641.T＞が続落。同社は２４日大引け後、今１５年３月期第１四半期（４～６月）連結決算を発表。売上高１６３億６５００万円（前年同期比３．２％減）、営業損益６億３６００万円の赤字（前年同期は１億１８００万円の赤字）と、営業赤字となったことを嫌気している。電力機器事業では官公庁向けの増加はあったものの、海外の電力会社向けが減少。また、ビーム・真空応用事業でも高精細・中小型ＦＰＤ（フラットパネルディスプレー）製造用イオン注入装置が低調だった。
　官公庁向けや一般民需案件で第４四半期に売上高が集中する傾向があるため、通期は売上高１２００億円（前期比９．２％増）、営業利益１００億円（同５．３％増）の従来予想を据え置いている。

日新電機の株価は１０時４０分現在６３０円（▼３６円）

出所：株経通信（株式会社みんかぶ）