Ｔホライゾン、今期経常を33％上方修正・16期ぶり最高益、配当も5円増額

　テクノホライゾン・ホールディングス <6629> [ＪＱ] が1月31日大引け後(16:00)に決算を発表。20年3月期第3四半期累計(4-12月)の連結経常利益は前年同期比76.9％増の10.9億円に拡大した。
　併せて、通期の同利益を従来予想の12億円→16億円(前期は11.1億円)に33.3％上方修正し、増益率が8.1％増→44.1％増に拡大し、16期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の4.4億円→8.4億円(前年同期は8億円)に89.5％増額し、一転して4.7％増益計算になる。

　業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の10円→15円(前期は4円)に大幅増額修正した。

　直近3ヵ月の実績である10-12月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比7.0％増の3.3億円に伸びたが、売上営業利益率は前年同期の6.6％→5.9％に悪化した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　　当第3四半期連結累計期間において、光学事業の書画カメラや事業譲り受けた電子黒板が堅調に推移し、売上高や利益ともに当初業績予想を上回る見込みであることから、2020年3月期通期連結業績予想を上記のとおり修正致します。

　　当社は、株主の皆さまに対する利益還元を経営における最重要政策のひとつと認識し、企業体質の強化などを勘案の上、当該事業年度の収益状況に応じつつ長期的な視野に立って安定した配当を継続することを基本方針としております。　本日の業績予想の修正を踏まえ、期末配当予想を1株当たり15円とさせて頂きます。※本資料に記載されている業績予想に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。