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注目銘柄ダイジェスト(前場):サイバネット、ベクトル、タムラ製など

配信元:フィスコ
投稿:2018/09/28 12:23
タムラ製<6768>:717円(-46円)
大幅続落。中国子会社で製造した電源機器の一部について同社内部で不具合の発生を確認と発表、一般消費者まで波及していないことから市場回収は行わないが、自主的に販売先から該当製品を引き取って修理を行うもよう。これに伴う費用の増加で営業利益に6億円程度の影響が出ることを見込むとしている。もともと上半期は2ケタ営業減益見通しであったが、さらなる減益幅の拡大が見込まれるなど警戒感が高まる形に。


ジーニー<6562>:1646円(+66円)
大幅に3日続伸。連結子会社でシンガポールに拠点を置くGeniee International Pte.,Ltd.がインドでデジタル広告やマーケティング事業を手掛けるAdskom India Private Limitedの株式を取得すると発表している。取得株式数は11万2500株(議決権所有割合は90%)で、取得価額は非公開。これにより、ジーニーグループはシンガポール、ベトナム、インドネシア、タイに加え、インドでも事業を開始することになる。


吉野家HD<9861>:1812円(-95円)
大幅続落。前日に業績予想の下方修正を発表、上半期営業利益は22億円の従来予想から0.5億円に、通期では41億円から11億円に減額修正。通期最終損益は17憶円の黒字予想から11億円の赤字に転落する見通し。既存店売上の計画下振れ、人件費の上昇などが業績下方修正の背景に。第1四半期も低調なスタートであったが、下振れ幅は想定以上に大きく、ネガティブサプライズが強まっている。


サイバネット<4312>:746円(-142円)
大幅続落。今12月期業績予想の下方修正を発表、営業利益は従来予想の15.6億円から14.5億円に、最終損益は10.3億円の黒字から10.1億円の赤字に減額している。利益率の高い大型案件の受注が困難になったことに加えて、特別損失としてカナダ子会社ののれん減損損失を計上することが背景。また、20.12期を最終年度とする中期計画の達成も困難と発表している。


サイバーダイン<7779>:845円(+29円)
大幅に4日ぶり反発。日本医療研究開発機構(AMED)が公募した「ロボット介護機器開発・標準化事業(開発補助事業)」で、「高齢者の歩行機能の維持・向上のための衣服型HALの研究開発」が補助対象事業として採択され、交付決定が通知されたと発表している。衣服型HALと非接触型BESセンサによる生体電位信号を活用し、動作意思に応じた動作支援を開発する。開発期間は21年3月末まで、補助金額は計2.705億円の予
定。


ベクトル<6058>:2706円(+199円)
大幅反発。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断「オーバーウェイト」、目標株価3500円で新規カバレッジを行っていることが評価材料となっている。デジタルメディアをけん引役とするPR市場の成長ポテンシャルは大きく、「従業員数の拡大」と「従業員一人当たり営業利益の増大」の両立によって、中長期での高い売上・利益成長が可能とみているもよう。来期、再来期も2割の営業増益ペースが続くと予想している。


ワールド<3612>:2685円
本日、東証1部に新規上場。2005年11月にMBOで上場を廃止しており、再上場の形となる。初値は2755円で公開価格2900円を5%下回る水準となった。初値予想のコンセンサスは公開価格をやや上回る水準とみられていただけに、やや低調なスタートとなっている。再上場案件の初値パフォーマンスは高まりにくい傾向にあるなか、投資ファンドが筆頭株主となっていることで、上場後の売り圧力などを意識する動きが先行。


MSコンサル<6555>:1307円(+38円)
大幅に反発。東証本則市場への市場変更申請を行ったと発表している。社会的信用力や知名度の向上を図り、自社の企業価値の向上を実現していくことが目的で、東証第1部への市場変更が重要との認識を示している。市場変更申請を受け、株式需要増大の期待から買いが広がっている。また、従業員満足度調査「サービスチーム力診断」の19年3月期上半期の調査人数が延べ10万人を突破したという。


CANBAS<4575>:650円(+18円)
大幅に3日続伸。開発中の抗癌剤候補化合物CBP501に関する特許出願について、米国特許庁から特許査定を受領したと発表している。CBP501と免疫チェックポイント阻害抗体などを併用投与することに特許性が存在すると認められた。現在、臨床試験(フェーズ1b試験)を米国で実施しており、医薬品として承認された場合には投与方法が特許によって保護されることになるという。


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配信元: フィスコ
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