東芝が続伸、住宅用太陽光発電システム事業への参入を引き続き材料視、チャートも好形 03/02 10:35

東芝が続伸、住宅用太陽光発電システム事業への参入を引き続き材料視、チャートも好形
　東芝が午前９時４０分に１６円高の４６４円まで買われるなど続伸。同社を含めて複数の会社が１日付で住宅用太陽光発電システム事業に本格参入することを表明。なかでも同社は１２年度で「国内シェアで１０％、金額にして約２５０億円を目指す」（広報室）と強気の見通しを示したことが引き続き材料視されている。
　４月１日から販売を開始。同社の住宅用太陽光発電システムは太陽電池モジュール、パワーコンディショナー、カラー表示器などから構成され、モジュールは光電変換効率（太陽光を電気に変換する比率）２１．５％と世界最高水準を実現した米サンパワー社製の単結晶太陽電池を採用。パワーコンディショナーとの組み合わせで、総合発電効率１５．９％と世界最高水準の高効率システムを実現する。
　同社は０９年に業務用の太陽光発電システムの販売を本格的に開始。住宅用に乗り出すことで、同事業の強化を図る意向だ。同社調べによる住宅向け太陽光発電システムの市場規模は、０８年度の１４００億円から、１５度に６０００億円に拡大すると予想。その後も市場拡大継続を見込んでいる。
　日足は、５日移動平均線、２５日同線を上抜き、５日線と２５日線のゴールデンクロスが接近するなど好形で、この面からも目先は上値慕いの展開が予想される。（高野龍一）

［ 株式新聞ニュース／ＫＡＢＤＡＳ－ＥＸＰＲＥＳＳ ］
提供：モーニングスター社 (2010-03-02 10:35)